カティア・ゲレイロの最新スタジオアルバム(スタジオアルバムとしては6年ぶり!)が。ポルトガルより入荷致しました!
同時に、オリンピア劇場での、初めての映像作品(音源のCD付のCD+DVDの仕様)も入荷しております。
■KATIA GUERREIRO / ATÉ AO FIM■
■カティア・ゲレイロ/アテ・アオ・フィン■
2,592円(税込)(CD:UAU 004)
http://latina.co.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=0&products_id=19962 2012年のパリ公演の模様を収めたアルバム『ライヴ・アット・ザ・オリンピア』を、CD+DVDのフォーマットで13年にリリースしたカティア・ゲレイロ。オランピア劇場という特別な場所で歌手としての箔を付け、けれども気負うところなくファドをプレゼンテーションしてみせている。その『ライヴ・アット・ザ・オリンピア』から1年、オリジナルのスタジオ録音盤としては6年ぶりの登場となる14年発表の最新盤が届けられた。
新作のプロデュースを担っているのは、ティアゴ・ベテンクール。ロックバンド、トランジャで活動した後、ソロへと転じた79年生まれのシンガー・ソングライターだ。本作では作曲家として2曲を提供し、ゲスト扱いでギターとピアノも奏でている。もともとファド好きであったようなのだが、先の『ライヴ・アット・ザ・オリンピア』などキャリア上の記念碑的作品を経て、ファドとは別のところで培われてきた感性を介し、音楽的視界を狭めることなくリスタートしようということなのだろう。
ファドとしてのベーシックな部分は『ライヴ・アット・ザ・オリンピア』でも共に演じた仲間、ポルトガル・ギターのルイス・ゲレイロとペドロ・デ・カストロ、コントラバスのフランシスコ・ガスパールらが脇を固める。加えて、ラウール・ネリ率いる四重奏団コンジュント・デ・ギターラスやアマリア・ロドリゲスのバックでも活躍した20年生まれの重鎮、ジョエル・ピーナが1曲ベースで参加。ファドの歴史の太い幹に向けられた眼差しをも示している。
アマリア作詞のナンバーでは、フラメンコもこなすギターの名手ペドロ・ジョイアをさりげなくフィーチャー。ポップスやロック、ブラジル音楽など、さまざまな他の音楽と交差してきている現代のファドにあって、カティアのさらりとした歌声も、大仰にファドを押しつけてくるものというより、日常を飾る、気安い感覚で聴くことができる。
ラティーナ15年2月号掲載
長嶺 修
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■KATIA GUERREIRO / LIVE AT THE OLYMPIA PARIS (CD+DVD)■
■カティア・ゲレイロ/ライヴ・アット・ザ・オリンピア・パリス (CD+DVD)■
3,132円(税込)(CD+DVD)UAU 002
http://latina.co.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=0&products_id=19963 いわゆるファド新世代の中でも中堅的ポジションに落ち着き、若手が主役の座に上り詰めようと台頭してくるのを傍目にしながら、着実にキャリアを積み重ねているように見えるカティア・ゲレイロが、パリのオランピア劇場で行ったライヴの模様を収録するCD+DVD。アマリア・ロドリゲスが舞台に立ち、実況録音を残してファドを広める足がかりのひとつとなったこの劇場で演じることは、このジャンルを継承する歌手にとって、サッカー選手がワールドカップやチャンピオンズリーグの決勝に出場するような特別な機会ともなるのかもしれないが、カティアは浮き足立つこともなく、地に足のついた等身大の歌声を披露している。ポルトガル・ギターのルイス・ゲレイロ他によるバックは、ファドの伝統フォーマットを基本に、ピアノ伴奏によるナンバーも。アンコールでは日本人ピアニストらを迎え、バルバラの名曲シャンソンを聴かせる。
ラティーナ14年10月号掲載
長嶺 修
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2015/01/16(金) 13:11:16 |
商品紹介
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ラティーナ9月号、発売中です!
ご購入はこちらから↓
ラティーナオンライン アマゾン ◆目次◆
モーラ・ゴドイ「シャンテクレール」
タンゴの黄金時代を育んだキャバレー文化が
現代に復活!
──本田健治
■特集:南米音楽を経験した日本人による新しい音楽
●藤本一馬*伊藤志宏*成田佳洋
書くことと余白があること
その二つが同時にある音楽
──成田佳洋
●中島ノブユキ*林 伸次(Bar Bossa)
中島ノブユキの音楽の「ラテンの気配」の謎
──林 伸次
●伊藤ゴロー*石郷岡 学(山形ブラジル音楽普及協会)
伊藤ゴローの優雅で精緻な「新しい音楽」
──石郷岡 学
●林 正樹*岩川 光
林正樹──間を奏でる魔術師──
──岩川 光
●Saigenji *中村智昭
サイゲンジの新たなる魔球を待ちながら
──中村智昭
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2014/08/21(木) 15:04:30 |
月刊「ラティーナ」
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タンゴ・ミュージカル『シャンテクレール』 ラティーナ特別先行予約のご案内
http://latina.co.jp/?main_page=wordpress&p=8596 ────────────────────
タンゴ・ミュージカル 『シャンテクレール 〜ブエノスアイレス 愛と欲望の夜〜』 振付・主演 モーラ・ゴドイ 出演 モーラ・ゴドイ タンゴ・カンパニー 会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階) 期間:2014年12月4日(木)-7日(日) 本場ブエノスアイレスのトップダンサーによる圧巻のテクニックと情熱あふれる、官能のエンターテインメント!
【“タンゴ・ミュージカル『シャンテクレール』 割引価格でのラティーナ特別先行予約のご案内”の続きを読む】
2014/08/21(木) 14:16:07 |
タンゴダンス関連イベント
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ジョルジ・ベンジョール来日中(@ブルーノート東京)です!
昨日の公演の感想もすこぶる良いです。盛り上がってます!!
残す公演は、本日と明日のみ。
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ジョルジ・ベンジョール
2014 7.21 mon. - 7.23 wed. @ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/jorge-ben-jor/ ☆ジョルジ・ベンジョール来日公演を記念し、豪華DJ陣が一堂に集結!
“FESTIVAL DA MÚSICA BRASILEIRA”
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/jorge-ben-jor/index.html#dj ================
2014/07/22(火) 11:58:56 |
イベント
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みなさん、こんにちは!
ラティーナ8月号が完成しました!
一足お先に本日18日からラティーナオンラインで
ご購入いただけますのでぜひご覧下さい。
なお、書店では通常通り20日発売になります。
今月号は
ボサノヴァ特集です!
7月23日に新アルバム『ジルベルトス・サンバ』
が発売されるジルベルト・ジルのインタヴュー
ジョアン・ジルベルトの来日公演の仕掛人である
宮田茂樹氏による上記アルバムに関する寄稿は必見です。
今月号もお見逃しなく!
ご購入は
こちらから 目次:
特集:ボサノヴァ
サンバ、ボサノヴァ、ジルベルト・ジル
ジルベルト・ジルからジョアンジルベルトへの最大限の愛
文:宮田茂樹 005
ジルベルト・ジル
ジルから師ジョアンへ――『ジルベルトス・サンバ』は、ブラジル音楽の歴史を要約する
文:花田勝暁 009
カイミとボサノヴァ
ボサノヴァの源流はドリヴァル・カイミ
~カイミがボサノヴァに与えた影響を解明する~
文:岩切直樹 014
モレーノ・ヴェローゾ
「ソロアルバムを作る時が来た」
文:花田勝暁 018
今、薦めたいボサノヴァ・ディスコガイド15選
選/文:ウィリー・ヲゥーパー、濱瀬 元彦 021
アカ・セカ・トリオ + ディエゴ・スキッシ・キンテート
ブエノスアイレス音楽シーンが発信する史上最高の八重奏
文:鈴木多依子 023
ビアンカ・ジスモンチ
ジスモンチ・ファミリー伝統のユニバーサルな音楽を受け継ぐ
文:成田佳洋 028
ステファン・サンフアン
『サウンド・システム』――セルジュ・ゲンズブールがアフリカ経由でブラジルに!?
文:松山晋也 030
トリオ・エスペランサ
パリ在住、ブラジル3姉妹が歌うシャンソン・アルバム
文:佐藤英輔 032
ラティーナ注目の夏フェス
イスラ・デ・サルサ~スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド
文:編集部 034
アヨ
温かいヒューマニズムが放つ真実のメッセージ
文:松山晋也/写真:石田昌隆 036
プリザヴェーション・ジャズ・バンド
結成50周年を迎えたニューオリンズ・ジャズの代表格
文:五十嵐 正 038
音の棲むところ 第122回
みやんちで楽しむ「美食と音楽の旅」
文・写真:宮沢和史 040
広い風249[パニコの日々]
文/写真:高野 潤 042
ビルヒニア・ルーケに捧ぐ星
タンゴ史に輝く偉大なスター歌手逝く!
文:ガブリエル・ソリア/翻訳:鈴木多依子 044
タンゴダンス韓国選手権レポート
韓国初の公式予選が開催
文と写真:本田大典 048
NOTICIAS MUNDIALES 051
INFORMACION 059
LIBRO / CINE 066
ESPACIO/CINE
ウニャ・ラモス 070
EVENTO
小野リサ~ソーラス~クアトロシエントス~早川真平生誕100周年記念コンサート 071
ラ米乱反射 連載第100回
差別・偏見と闘い多様性求めるスペインのロマ女性
「ヒターナ女権協会」の指導者パトリシア・カロ=マヤ
文:伊高浩昭 074
連載第76回 それでもセーヌは流れる
訛りのある音楽の誕生
ムッスー・テ、オペレット・マルセイエーズを歌う
文:向風三郎 078
TU, SOLO TU Vol.173
コローン、ハーロウ、ラボーを支えたベーシストが逝去
エディ・“グァグァ”・リベラ
文:岡本郁生 092
ノルデスチ便り その23
ブラジルの治安は本当に悪化しているのか
文:岸和田 仁 084
ディスコ・ガイド 国内盤/輸入盤 087
通信販売お申し込み方法 099
最新バックナンバー一覧 103
編集後記/次号予告 106
2014/07/18(金) 18:39:04 |
未分類
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その「爽やか」なイメージが先行しがちだが、歌/作曲/演奏の総合的な実力はブラジルの女性ミュージシャンの中でもトップのうちの1人。ジョイス、来日中。さらに深みと広がりをみせるジョイスの音楽世界を堪能あれ。
7.13 sun. @コットンクラブ
[1st]Open4:00pm Start5:00pm [2nd]Open6:30pm Start8:00pm
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/joyce/ 2014 7.15 tue. - 7.16 wed. @ブルーノート東京
[1st]Open5:30pm Start7:00pm [2nd]Open8:45pm Start9:30pm
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/joyce/
2014/07/13(日) 13:17:18 |
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ブルーノート東京「ピート・エスコヴェード・ラテン・ジャズ・オーケストラ featuring シーラ・E.」公演に、2組4名様ご招待 6月28日(土)〜6月30日(日)の3日間、ブルーノート東京に、世界最高峰のラテン・パーカッション・ファミリーが来日します。
この公演に、2組4名様をご招待します。応募方法は下記をご覧下さい。
世界最高峰のラテン・パーカッション・ファミリー エスコヴェード一家、白熱のパフォーマンス 6月下旬の東京に、アメリカ・ベイエリアの熱風が吹きつける。ラテン・パーカッションのカリスマ、ピート・エスコヴェードと愛娘シーラ・Eの共演ステージだ。ピートは’50年代からプロ活動を始め、1970年代にはサンタナやアステカにも所属。華麗なプレイ、卓越した音楽性はファン、ミュージシャン双方から敬愛を集めている。シーラ・Eは父親のグループを皮切りにプリンスやハービー・ハンコックのグループで活躍し、'84年には「Gloumorous Life」が大ヒット。今年リリースした久々の新作『ICON』も話題を集めている。2013年にリリースされたアルバム『LIVE from Stern Grove Festival』では、一層パワーアップしたサウンドを繰り広げている世界最高峰のパーカッション一家による入魂のパフォーマンスを、絶対に見逃すわけにはいかない!
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ご招待公演
6/29(日) 2nd Show (Open7:00pm Start8:00pm)
※変更はできません。
応募方法
latinabluenote@gmail.com
へ、
氏名と電話番号(代表者のみ)、Eメールアドレス、
月刊ラティーナ6月号又は7月号で面白かった記事を明記の上、
Eメールを送って下さい。
当選者の方には、6月25日(水)にEメールでご連絡させていただきます。
2014/06/19(木) 11:03:02 |
プレゼント・招待のお知らせ
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こんにちは!
本日はポカポカ陽気で気持ちがいいですね!
さて、ラティーナ6月号が完成、編集部へ届きましたよ。
表紙は
カルロス・サンタナ!!! feat. ゴッホ!
かっこよく仕上がっております。
・サンタナ、新作『コラソン(心)』
・カンタス村田とサンバマシーンズ『OPA!』
・巨匠、松岡直也さん旅立つ
・マリオ・アヂネー
・大竹史朗
・追悼 ガルシア・マルケス
・ルイ・バウソ
・タンゴダンスの歴史とマリア・ニエベス
・ビクトル・ラバジェン新作『アテンポラル』
・NGラ・バンダ〈RYU'S CUBAN NIGHT 20周年〉再結集
・大城志津子
・チェオ・フェリシアーノ、逝く 追悼
……と、今月はとても残念な訃報が続いてしまったので追悼記事もいくつか。
それでもめげずに、旅立つす巨匠たちに影響を受けたであろうすばらしい音楽の最新情報を皆様にお届け致します。
月刊「ラティーナ」詳しい目次/ご購入は
こちらからどうぞ !
2014/05/20(火) 11:58:19 |
月刊「ラティーナ」
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みなさん、こんにちは!
4月に入りだいぶ暖かく、過ごしやすい季節になりましたね。
ただ気象庁によれば、東京の乾燥は砂漠並みでエジプトよりも
湿度が低いとか…
加湿器が手放せませんね。
さて、今月号も出来上がりました!
5月号はブルーを基調とした画家サルバドール・ダリの世界観を
掛け合わせたネストル・マルコー二氏が主役。
【今月の見どころ】
・デビュー25周年を迎える今年末で解散を発表したTHE BOOM
・ブラジルはミナスの新世代、クリストフ・シルヴァ
・表紙のマルコー二氏インタビュー
その他、
メアリー・ブラック
ペンギンカフェ
ティナリウェン
クァンティック
ニッキー・マレーロなど
充実の内容となっております!
ご購入はこちらから
月刊ラティーナ5月号
2014/04/17(木) 12:05:41 |
月刊「ラティーナ」
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こんばんは!
東京は上着がいらないくらい暖かくなってきましたね。
さて今月も月刊ラティーナが完成しました!
先日亡くなったパコ・デ・ルシアに追悼の意を込めて、今月の表紙はこちら。
巻頭ページ特集はKTa ☆ brasilさんによるリオのカーニヴァル2014現地レポート!
芸歴50 周年記念アルバムを携えたマルコス・ヴァーリ4月来日!
ジャンゴ・ラインハルトを巡る素敵な旅
石橋純さんによる、こちらも惜しくも亡くなったシモン・ディアスの追悼記事。
その他、今月も盛りだくさんでお届け!!
目次&ご購入はこちら からどうぞ。
2014/03/18(火) 18:48:37 |
月刊「ラティーナ」
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