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ホルヘ・ドレクスレル『12セグンドス・デ・オスクリダ(暗がりの12秒)』

ホルヘ
ホルヘ・ドレクスレル『12セグンドス・デ・オスクリダ(暗がりの12秒)』(『Jorge Drexler/12 segundos de oscuridad』)
WEA 4638282 2,625円(税込み) 

Tr01:12 segundos de oscuridad
Tr02:La vida es mas compleja de lo que parece
Tr03:Transoceanica
Tr04:Disneylandia
Tr05:El otro engranaje
Tr06:High and dry
Tr07:La infidelidad de la era informatica
Tr08:Hermana duda
Tr09:Inoportuna
Tr10:Quien quiera que seas
Tr11:Soledad
Tr12:Sanar
Tr13:El fuego y el combustible


 どこから話していいかわからない程。ホルヘ・ドレクスレルの新作『12セグンドス・デ・オスクリダ(暗がりの12秒)』は切り口の多い作品だ。2005年に「Al otro lado del rio」(映画『モーターサイクルダイアリー』主題歌)でアカデミー賞の最優秀曲賞を授賞して、その存在感/知名度が一気に増したホルヘが、授賞後はじめて取り組んだオリジナル・アルバムが本作。拡がった人脈とともに作り上げた期待を裏切らない傑作となった。ハリウッドの方へコマーシャル・アピールのある人脈を拡げることもできただろうが、彼が音楽的交流を進めたのは、ブラジルの音楽家たちだった。以前からお互いにアルバムに参加し合っていたモスカの参加はもちろん、マリア・ヒタ、アルナルド・アントゥネス、マルコス・スザーノ、ハミロ・ムソット(バイーアを中心に活躍するアルゼンチン人パーカッショニスト)がブラジルから参加。現在モスカと交流の深いアルゼンチン人のSSWのケヴィン・ヨハンセンも参加している。
 タイトル曲Tr01は、ブラジルの南部出身のSSWのヴィトール・ハミルの作品に、ホルヘが詞を付けたもの。アルバム中最も印象的といってもよい程にカオティックで妖艶なアレンジがされたTr04「ディズニーランド」は、アルナルド・アントゥネス在籍時のチタゥンスの13年前の作品。話題をブラジルから離すと、アルバム中唯一英語で歌われるTr06「ハイ・アンド・ドライ」は、先日ソロ・アルバムを発表し世界的ヒットとなっているトム・ヨーク率いる、英を代表するレディオ・ヘッドの94年のヒット曲。外へ向かうというよりも、内へ向かい、その自分の内世界を作品に反映するという点で、ホルヘはトムへ共感しているのだろう。意表を付く選曲であり、英語圏のリスナーにも程よくアピールするであろういい調味の役割をしている。この曲には、スペインの女優であり歌手であるレオネル・ワティングが参加。その他9曲は、全曲ホルヘ単独のペンによるもの。
 ヴィデオ・クリップが作られているTr03は、打ち込みメインのホルヘらしいメロディー全開のポップな作品。ガッド・ギターのシンプルなリフレインで始まるTr11では、マリア・ヒタとホルヘの爽やかで穏やかなデュエットが聴ける。マリア・ヒタは『セグンド』でホルヘ作の「マル・インテント」を取り上げていた。
 ウルグアイのモンテヴィデオ、スペインのマドリードでの録音。マスタリングはロサンゼルス。マスタリングを行ったのは、トム・バッカーで、ビースティー・ボーイズ、ナイン・インチ・ネイルズ、アリス・クーパー等の作品のエンジニアとして知られているが、近年は、フアネスの全アルバムや、フリエタ・ヴェネガスの作品等、世界を視野に入れたスペイン語圏のアーティストの作品を数多く手がけている。ホルヘの前作『エコー』のマスタリングもトム・ベッカーが行っていた。
 プロデュースは、ウルグアイ出身で数々のポップ/ロック・グループで活躍し、現在はアルゼンチンのバホフォンド・タンゴクラブのプロデュースや、映画『シュレック2』のサントラ製作などで、世界的に活躍するプロデューサーのフアン・カンポドニコが務めた。
 
 世界的な注目を浴びることが予定されながら、コマーシャルに流されていないのがウルグアイ出身の彼ならでは。汎南アメリカの切れ者人脈ともに、希有な才能を持つ穏やかな正統派のシンガソングライターの内世界が表現された本作。彼の普遍的な魅力が、“暗がり”がこだまする中、無数に表れる。内世界を表しているといっても、究めて健康的な聴後感は、彼の穏やかなパーソナリティーに由来しているのだろう。汎南アメリカ的な新たな人脈の繋がりを、こんなにも確かに感じされてくれる名作。ホルヘは11月からヨーロッパ・ツアーを始める。


Oficial Site http://www.jorgedrexler.com/
↑試聴できますよ!

本作は10/31に入荷します。order@latina.co.jpにて予約受付中です!
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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

  1. 2006/10/30(月) 21:04:24|
  2. 商品紹介[ウルグアイ]
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