本日11/29、GANGA ZUMBAの2ndミニ・アルバム『DISCOTIQUE』が発売になりました。今までの宮沢和史関係作品の中でも、かなりダンスミュージックよりの作品で、オススメです!
『GANGA ZUMBA/DISCOTIQUE』
RXCD-21080 2000円
曲目:Tr01DISCOTIQUE Tr02EIEN(Featuring RYO the SKYWALKER) Tr03LION Tr04WONDERFUL WORLD Tr05BAILA CON GANGA ZUMBA Tr06SAMBA CAOS Tr07HABATAKE!(Louie Vega EOL MIX)
(レビューby花田勝暁 ラティーナ06年12月号より) フルスピードなんだ、全曲。本作でポールポジションは決まった。次はアルバムというサーキットでどんな走りをしてくれるのか!? 全8曲のダンスチューンが収録された本作は、“GANGA ZUMBAとして”のダンス・ミュージックを創造していくという方向性がよりはっきり出た2ndミニ・アルバム。彼らが多国籍なミュージシャンで結成され、生まれながらのミクスチャーバンドなのは、本誌読者なら言うに及ばず。ただ、このバンドが凄いところは、目指すところがミクスチャー音楽への帰着にあるのではなく、ミクスチャーは大前提で、その向こうの「何か新しいもの」を創造することこそがバンドのアイデンティティーであることだ。だから、クオリティーはワールド・クラス。でも、一音一音が個々のミュージシャンの誠実さによって振動している、という計算だけでは作れないバンド・サウンドを鳴らせられる。マンネリズムとは対極にあるバンドだ。ポジティヴに踊れ! ラティーナはGANGA ZUMBAを応援しています!
GUNGA ZUMBA HP ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最新海外ニュース
http://www.latina.co.jp/index.html ◆
"セレクシオン・ナシオナル・デ・タンゴ" 待望のアンコール公演決定!(11/29,アルゼンチン) ◆
ラテンアメリカに新たな左派政権誕生(11/29,エクアドル) ◆
ブラジルでは市場における海賊盤の売り上げが40%近く下がったそうだ(11/29,ブラジル) ◆
カンセイ・ヂ・セール・セクシー、今年もっともクールな10人に選ばれる。(11/29,ブラジル) 最新国内ニュース
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12/2 地中海ヴァカンスパーティ(11/29) ◆
スザーノと "ピカイア" のミニ・セッション決定! 12/9(土) "パンデイロ・ワークショップ in 東京"(11/29)
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2006/11/29(水) 18:59:29 |
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http://www.medvacances.com 『Favela Chic~POSTONOVE~』というブラジル音楽コンピレーションをご存知ですか?フランスのパリのナイスなスポット(らしい、行ったことはないものの、たまたま自動車教習所で知り合ったフランス帰りの日本人がすっごいかっこいいスポットだと言っておりました)の
Favela Chic[ファヴェーラ・シッキ] がコンパイルしたこのコンピは、クールなサンバ・ファンクな美学に貫かれた一級のコンピで、セウ・ジョルジやD2の新感覚をもったアーティストの魅力を、2000年前後にいち早くヨーロッパに紹介した功績もあったコンピでした。『セウ・ジョルジ/クルー』のフランスの発売元も、ここです。『クルー』からの先行シングル「チヴィ・ハザゥン」のPVはパリで撮影されていた気がします。
今回の地中海ヴァカンスパーティーのゲストDJは、そのパリのFavela ChicのプロデューサーのGringo Da Paradaです!ですので、ブラジル音楽ファンも、多いに注目すべき今回の地中海ヴァカンスパーティ。どんなレギューラーDJももちろん一流DJの方ばかり。踊れる(ワールド・)ミュージック好きは必ず楽しめるはず!個人的にも行く気満々です!以下シリルさんより頂いたイベントのリリースです。
>>>>>
東京で日本人と外国人が大勢に集まる唯一のパーティ、「地中海ヴァカンス」。 陽気なライフスタイルの地中海エリアの幅広い音楽を味わっていただけます! 2006年度の最後の「地中海ヴァカンスパーティ」を豪華でお送りします。 「NHKフランス語会話/音楽コーナー」ナビゲーターのシリルから始めて、 レギュラーDj’sとパリの人気スポット 「Favela Chic」のDJ&クリエティーブディレクター Gringo Da Paradaをお迎えします。 地中海サウンドもブラジリアンフレーバーも音楽を幅広く楽しんでもらいます! また、ダンスのパフォーマンスはベリーダンスでお馴染みなLUNAさんたちが出演。今回はタブラ演奏者のABALEMも迎えて、アコスティックで、セクシーなステージを見せてくれます。 更に、「ビューティ・コーナー」も用意します。ワインポイントメイク、もしくはネイルアート、何が起こるか? お楽しみに! そして、前回、話題になった「ギリシャのお酒」、今回も登場! Information: 2006年12月02日(土)/Sat. December 2nd 2006 @ La Fabrique(渋谷/Shibuya) 11:30 PM to 5:00 AM BELLY DANCE: Luna & Amira team (Baris Oriental Dance Office) SPECIAL GUEST MUSICIAN: Abalem (Tabla) DJ‘S Syril (Medvacances) Jun Morita (afrontier) Salam Unagami (Orient Express) GUEST DJ: Gringo Da Parada (Favela Chic Paris) VJ’S: Flugtag (so+ba) BEAUTY CORNER: Of Hair OUZO & OLIVES: Niphel Japan Sound Selection/サウンドセレクション:Hip-hop marseillais; Flamenco; Rai; Gypsy swing; Italian house; Turkish pop; Salsa and more!
Entrance: 3000円 (1D付)/2500円with flyer (1D付)
テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽
2006/11/29(水) 11:15:01 |
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テアトロ・ヒヴァルが主催するプレミオ・ヒヴァル・ペトロブラス・ヂ・ムジカ2006のノミネート作品/アーティストが発表になった。テアトロ・ヒヴァルは、リオのセントロにある、内容の良いコンサートを見せてくれる老舗ライヴハウス。今年で五回目になるプレミオ・ヒヴァルでも、ヒヴァルの名にふさわしく、内容重視の候補者/候補作が選ばれている。
◆男性歌手部門:(アルファベット順)
ベベート・カスチーリョ『アメンドエイラ』
ヘナート・ブラス『ポル・トーダ・ア・ミーニャ・ヴィーダ』
タンチーニョ・ダ・マンゲイラ『タンチーニョ、メモリア・エン・ヴェルヂ・イ・ホーザ』
◆女性歌手部門:
アライヂ・コスタ『ヴォス・イ・ピアノ』
ジュサーラ・シルヴェイラ『エントゥリ・オ・アモール・イ・オ・マール』
パウラ・サントロ『パウラ・サントロ』
◆グループ部門:
カズアリナ『カズアリナ』
ドナ・ジカ『フィルミ・ブラジレイロ』
モンボジョ『オーメン・エスプーマ』
◆作曲家部門:
アルヂール・ブランキ『ヴィーダ・ノトゥルナ』
デルシオ・カルヴァーリョ『プロフィサゥン・コンポジトール』
ルイス・カルロス・ダ・ヴィラ『ウン・カントール・ア・ヴォンターヂ』
◆アレンジ部門:
ジルソン・ペランゼッタ『カーザ・フォルチ』
ラエルシオ・フレイタス『ヘメシェンド』
モニキ・アラガゥン『スイチス・ド・ヒオ』
◆インストゥルメンタル・グループ部門:
アミルトン・ヂ・オランダ・キンテート『ブラジリアーノス』
ガロ・プレート『30アノス』
オス・マトゥトス『オス・メニーノス・ヂ・コルデイロ』
◆インストゥルメンタル・ソロ部門:
アミルトン・ヂ・オランダ『ブラジリアーノス』
マルセロ・パウエル『アペルト・ヂ・マゥン』
ハウル・ヂ・ソウザ『ジャジミン』
◆プロデューサー部門:
マルセロ・カメロ・イ・カシン『アメンドエイラ』
チン・ヘスカラ『コントス・カントス・イ・アカラントス』
ゼー・ヘナート『フォホー・プラ・クリアンサス』
◆トリビュート部門:
ファチマ・ゲヂス『オウトロス・トンス』
マウリシオ・タパジョス『ソンブラス・ヘプレタス』
ゼ・ダ・ヴェーリャ・イ・シルヴェリオ・ポンチス『ソ・ピシンギーニャ』
◆アーティチュード部門:
ジョゼ・マウロ・ブラント『コントス・カントス・イ・アカラントス』
モアシール・ルス『サンバ・ド・トラバリャドール・ノ・クルビ・ヘナセンサ』
タンチーニョ・ダ・マンゲイラ『タンチーニョ、メモリア・エン・ヴェルヂ・イ・ホーザ』
◆ヘベラサゥン(新境地)部門:
アナ・コスタ『メウ・カルナヴァル』
チカス『チカス』
エドゥ・クリエゲル『エドゥ・クリエゲル』
◆エクセレンシア(卓越者)部門:
シコ・ブアルキ
ジョアン・ドナート
オリヴィア・ハイミ
◆MPB大使部門:
カンセイ・ヂ・セル・セクシー
イヴァン・リンス
マルコス・ヴァーリ
◆2007年へオマージュ(オメナジェアード2007):
アデルゾン・アルヴィス
アントニオ・アドルフォ
カウビ・ペイショト
リオデジャネイロに関係するアーティストばかりが選出されているが、いずれもマーケット目線ではなく、アーティスティックな確かなコンセプトをもつ作品を2006年に発表したアーティストばかりだ。12月8日の授賞式では、ノエル・ホーザ作品の最良の歌い手として活躍したアラシー・ヂ・アルメイダへのオマージュを捧げる。受賞結果も、結果が出次第紹介します!
ノミネート作品の中で買い逃していた作品はありましたか?ラティーナでの取り扱い商品も多数あります。
WEBショプ へ!
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最新海外ニュース
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フォルクローレの祭典コスキン・フェス、主要出演アーティスト決定!(11/28,アルゼンチン) ◆
チャーリー・ガルシアがコルドバで暴走!(11/28,アルゼンチン ◆
NYパンクの聖地・ブロンクスでトロピカリア展開催中!(11/28,アメリカ) ◆
エクアドルで左派政権誕生か!?(11/28,エクアドル) ◆
ガルデル、マガルディ、コルシーニへ敬意を表すイベント開催(11/27,アルゼンチン) ◆
“先住民族に関する映像作品”を集めたフェスティバル(11/27,アメリカ合衆国) 最新国内ニュース
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アンデスとアマゾン文化の融合ライブ!(11/28) ◆
生水敬一郎クラシカル・バンドネオン・ソロ・コンサート!(11/27)
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2006/11/28(火) 19:06:20 |
イベント
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松田美緒『ピタンガ!』が本日11/22に発売になりました。
ラティーナ12月号 では、駒形四郎さんによる松田美緒へのインタビューを掲載しております。
松田美緒さんは今作が2作目のオリジナル・アルバムで、1stアルバム『アトランティカ』は、2005年の8月に発表されました。
『松田美緒/アトランティカ』VICP-63039
松田美緒、知らないなあと思いながらオープニングのタイトル曲を聴くや戦慄が走った。ヤバイ。刹那感と儚さが交じり合った、それでいて愛もたっぷりある成熟度の高い歌声。しかも、26歳と知って二度びっくり。大学時代にアマリア・ロドリゲスの歌に出会い、ポルトガル語を独学で学んでリスボンに渡り、さらにカボ・ヴェルデやブラジルにも渡ってポルトガル語圏の様々な音楽を吸収した超行動派。そんな彼女にふさわしく、本作はブラジル、ポルトガル、カボ・ヴェルデのミュージシャンたちと共にリオで録音されている。ファドありサンバあり、カボ・ヴェルデのモルナもありの内容だが、もちろん、そこに国境はない。サウンドは表題どおり汎大西洋的と言えるもので、ファドでアコーディオンやバンドリンが奏でられる作品もあれば、サンバがカボ・ヴェルデ風に味付けされている作品もある。それこそが松田美緒の流儀なのだろう。顔面も良し! (レビュー by森田純一 「ラティーナ2005年9月号より」)
『松田美緒/ピタンガ!』VICP-63609
前作『アトランティカ』では、遍くポルトガル語圏の哀愁深い大衆音楽を取り上げ、聞くものに新たな音楽の旅をさせてくれた松田美緒。久保田麻琴をプロデューサーに迎え、ノルデスチのミュージシャンと作り上げたミニ・アルバム『カルナヴァリスタ』を挟んで作り上げた2ndアルバムは、大地の恵、大地の持つエネルギーの象徴としてピタンガのイメージを借り『ピタンガ!』と名付けられた。オリジナル曲が5曲収録され、シンガーとしての魅力以外に、シンガーソングライターとしての彼女の魅力にも触れることができる。カヴァー曲は、?を除きブラジル人作家のものが取り上げられ、アレンジにはノルデスチ音楽の要素が随所に取り入れられ、全体にブラジルに寄り添った作品となった。タイトル最後の「!」と内容の一致に大きく納得!私にしてみりゃ、あなたの秘めるエネルギーこそ「ピタンガ!」ですよ! (レビュー by荒木 尭 「ラティーナ2006年12月号より」)
個人的に、松田美緒さんは、近いうちにニューアルバムも発表されるというフランスの吟遊詩人ピエール・バルーのこんな言葉が似合う歌い手さんだと思っています。
「僕はただの少年さ/自分には歌がある/でも人生に飢えている/僕を解き放してくれる愛の形がやってくるのをずっと待っている/そうさ僕はひとりの少年だ/歌を使って/すべて信ずるところ/生きとし/生けるものに/僕の声をまぜていくんだ/生きる/生きる/生きる」(ピエール・バルー「生きる」より)
雑誌「未来」でも連載も担当され、歌い手としての才能はもちろん、文才も注目されています。アルバム発表後でライヴも多数行われているので、ぜひ実際に彼女の歌声を生で聞いて下さい!
松田美緒HP ←視聴もできますし、ライヴ情報もあります。
テーマ:HIPHOP,R&B,REGGAE - ジャンル:音楽
2006/11/22(水) 22:08:48 |
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昨日大量のアルゼンチン盤が入荷して、その入荷処理に追われている今日このごろ。
風邪も治りませんが、週末は多くのライヴに行きたい!ので、明日休んで治したいところです。
月に一度程度のアルゼンチン盤の入荷の時は、処理が大変。タンゴのCDを買ってくださる方を中心に、客注商品で入荷するものが多いので、一人一人のお客さまに連絡しないといけないのです。
それから、月曜と火曜で広くした店内に、絨毯をしいたり、ランプを付けたりしました。かなり明るい店内になってます。
下のニュースにもありますが、カエターノ・ヴェローゾの新装ボックスが発売になるようです。ニュースに出てくるボックスのロベルト・カルロスのバージョンはこんな感じです。ブラジルにいたときにサッカーの話題になってブラジル代表のロベルト・カルロスの話になりましたが、友人は「サッカーのロベルト・カルロスがいくら有名になっても、ブラジル人にとってロベルト・カルロスといえば、歌手の方なんだ」と言ってました。それほどの歌手ロベルト・カルロスに続き、同様にボックス・セットが発売なるなんて、カエターノも内心嬉しがっているのではないでしょうか?
マリーザ・モンチがニューヨーク・タイムズに大々的に取り上げられました。 僕が昨日見たときはフリーアクセスだったのですが、今日には、ログインが必要になってますが、アメリカの大手メディアが取り上げる、マリーザ・モンチについての長い記事です。
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最新海外ニュース
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リオの年越しイベント、目玉はブラック・アイド・ピーズ(11/21,ブラジル) ◆
カエターノ・ヴェローゾ、新装ボックスで全作が再発!(11/21,ブラジル) 最新国内ニュース
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マルコス・スザーノ、20日元気に上陸!(11/21)
2006/11/22(水) 21:53:05 |
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世界中から、ラティーナが自信を持って紹介できると判断した良質の商品を紹介しているMUSASレーベルより、本日『フアンホ・ドミンゲス/プレイズ・アストル・ピアソラ2』が発売になりました!
世界のギターファンに注目されるアルゼンチンが生んだ天才ギタリスト。前作「プレイズ・ピアソラ」の感動が再び!! 鬼才ピアソラが遺したレパートリーがフアンホの重厚なギター3重奏によって見事な世界観を伴ってここに蘇る。その驚愕のギターテクニックは誰もが認めるところだが、奥深いフアンホの真の音楽性を見いだせるギターファン、ピアソラファン必須のアイテムが登場。現代のギター界が誇る「天才」の存在をその耳で確かめて下さい。 『フアンホ・ドミンゲス/プレイズ・アストル・ピアソラ2』MUSAS 5009 2,700円(税込)
曲目:フガータ/エル・ボチャ/シータ/オブリビオン(忘却)/吟遊詩人のミロンガ/俺の狂ったバンドネオン/白い自転車(歌:マホ・ランソン)/サンティアゴに雨が降る/ハシント・チクラーナ/迷子の小鳥たち(歌:マホ・ランソン)/ブエノスアイレスの夏/孤独の歳月
ご購入は
WEBショプ より
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最新海外ニュース
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"ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ" 音楽著作権問題、キューバが勝訴!(11/18,キューバ) ◆
カストロ議長80歳誕生祝賀イベントの全貌は?(11/18,キューバ) ◆
11月20日は黒人記念日(ガンガ・ズンバの由来など)(11/20,ブラジル) 最新国内ニュース
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世田谷文学館「宮沢和史の世界」は11月26日まで!(11/18)
2006/11/20(月) 20:06:30 |
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すっかり寒くなりましたね!雑誌が完成し、一息つこうと思ったら、まんまと風邪をひいてしまいましたブログの編集担当です。
本日、社員総出で、ラティーナの店舗部分を広くしました!かなり広くなりました。いらしていらっしゃたお客様に、今までより少しは、リラックスしてお買い物していただけると思っております。ぜひ遊びに来て下さい。ラティーナの定休日は、日祭祝日と、第3・4土曜日です。それ以外の日は、午前10時から午後7時半まで、バリバリ営業しております!
まだ、整理し直している途中ですが、店舗部分を1メートル近く広くしました。中央にあるのは、タンゴダンス用ドレスです。 ブラジル盤の最新入荷商品の棚です。 サンバ/パゴーヂ用楽器も扱っています。
2006/11/17(金) 22:05:50 |
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月刊 ラティーナ12月号 11月20日発売 定価600円
表紙ジルベルト・ジル
◆フアンホ・ドミンゲス『プレイズ・ピアソラ2』
歴史に残るフアンホのピアソラ・ギター集第2弾がついに登場 文:飯泉昌宏
◆フェスティバル・コンダ・ロータ「ラマダンの夜」
イスラム圏のアーティストが終結した歴史的価値 文:松山晋也
◆旅人・松田美緒のセカンドアルバム『ピタンガ!』
地域を限定せず、自身の“旅の空気感”と想像の世界観を結実させる 文:駒形四郎
◆7年の時を越えて甦るジルベルト・ジル
ベネー・フォンテレスと作り上げたもう一つの『声とギター』 文:船津亮平
◆ギタリスト沖仁、最新『ナシミエント』の誕生
メジャー・デビュー・ソロ作、Taka y Jin、元仁ワールドの行方を追う 文:佐藤由美
◆OKI DUB AINU BAND
ワールドミュージックを越えたジャパニーズ・サウンド 文:サラーム海上
◆ケルティック・クリスマス2006
ティム・オブライエン&ダーク・パウエル 文:五十嵐 正
◆『麦の穂をゆらす風』
アイリッシュ・トラッドを題名とした清冽な歴史的闘争のストーリー 文:佐藤由美
◆ジェリー・ウェイルに訊く
ウィーン生まれ、カラカス育ちのベネズエラ・ジャズの巨匠 文:石橋 純
◆ENTREVISTA/セブンスター 文:長屋美保
◆マリアーノ・カンテーロ&マティアス・アリアス・インタビュー
アルゼンチン・フォルクローレの現在を語る 文:西村秀人/写真:タニィ
◆フォルクローレ~もうひとつの〈アラベスク〉
リリアナ・エレーロが伝える歌たち 文:佐藤由美
◆連載第10回 ブラジル民主の礎に日系ゲリラ
ルーラ大統領の再選と許し難い与党PTの腐敗 文:伊高浩昭
◆広い風 157[パルメラ] 写真・文:高野 潤
◆新・南のポリティカ 35 ニカラグア運河構想……世界の交通史は変わるか?
◆中米地峡諸国の経済、地政学的位置が激変する 文・コラージュ:上野清士
◆EVENTO/YOSHIRO広石~エウミール・デオダート~チャボロ・シュミット
~ジーン・ビンタ・ブリーズ+デニス・ボーヴェル~月田秀子&カルロス・ゴンザルヴェス
~クラーベでスウィングLIVE
◆ESPACIO/ARTE 文:上野清士
◆ESPACIO/MUSICA BARROCA 文:井上武史
◆虚無への巡礼――オリエントを迷走するドムの軌跡を追って 文・写真:関口義人
◆レシーフェ便り その7 ヨーロッパを経由してブラジルのシナゴーグを考える 文:岸和田 仁
◆スーパーユニットで歌う若干16歳
この事実がある限りサルサの未来は決して暗くない 文:岡本郁生
◆21世紀のタンゴ・マエストロたち〈31〉
偉大なるスタイルの継承~サルガン親子のさりげない絆 文:西村秀人
◆ENTREVISTA/カルロス・カラード 文:花田勝暁
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最新海外ニュース
http://www.latina.co.jp/index.html ◆
ネットで読むボリビア・ゲリラ戦中のゲバラの日記(11/16,キューバ) ◆
ミルトン・ナシメント情報!ライヴDVD発売目前!(11/16,ブラジル)
2006/11/16(木) 16:54:05 |
月刊「ラティーナ」
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世界初!ジョアン・ジルベルトの映像作品が発売に。限定版は完全予約販売です。
ジョアン・ジルベルトの三度目の来日公演「最後の奇跡」の模様を収録した映像作品が発売になります。発売は3月7日。予約販売のみの限定版は、豪華美麗BOX仕様で、宮田茂樹氏監修の特製ブック付です。ファンの方は、お買い忘れのないようにご予約下さい。 予約方法は、郵便振替用紙による申込、或はインターネットでの申込がございます。ご予約に関する詳しい方法は、http://www.gemmatika.com/ からご確認下さい。ご予約の締切日は12月29日(金)です。 DVDでは、ポルトガル語歌詞、英語訳、日本語訳、ポルトガル語歌詞+ギターコードの4パターンの切り替えができるようになるようです。ファンの方それぞれにとっての「あの曲」は収録されるでしょうか? どんな曲が収録されるのか、収録曲にも注目です。 ジョアン・ジルベルトのライヴの、奇跡のような時間が収録される。そんな「奇跡」のようなDVDの登場です。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最新海外ニュース
http://www.latina.co.jp/index.html ◆
マリーザ・モンチが年間売り上げナンバー・ワンか?(11/15,ブラジル) ◆
来年のリオのカーニヴァル、人気はポルテーラとサルゲイロか !?(11/14,ブラジル) ◆
レア音源がインターネットで聞けるようになる!?(11/14,ブラジル) ◆
「CIAはゲバラの死を望んでいなかった」という一冊の本(11/13,イタリア) 最新国内ニュース
http://www.latina.co.jp/index.html ◆
ボルヘス没後20周年記念・アルゼンチン文化の夕べ(11/11)
2006/11/15(水) 11:50:41 |
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月に一度のアレを産み出すのに、編集部一同大忙しです。
そしてヤマンドゥ・コスタの来日が今週末に迫ってきています!
彼がどんなにすごいギタリストかご存知かとは思いますが、11月号のサンバタウンの上沖氏の『ヤマンドゥ・コスタ/トーキョー・セッション』のレビューにも端的に記されています。(以下月刊ラティーナ11月号より)
このような血沸き肉躍る本格派ギター/インスト作品がここ日本で生まれえたことを我々は手放しで喜ぼう。2005年来日公演の合間を縫っての突貫レコーディングはこれ正に永久不滅の二毛作。冒頭の「Lamentos do Morro」、荒ぶるガロート。イントロのダイナミズムに来日公演の戦慄と感動がそのままの姿で蘇る。バーデン・パウエルとハファエル・ハベーロの魂が乗り移ったかのようなヤマンドゥの、命の証とも言えそうな熱情と叙情が織り成す圧巻の演奏は、そのままブラジリアンギター殿堂への通行手形か。ブチ切れガチャ弾きギタリストの偏見これにて完全消滅。自ら弾く鉄弦ギター、そしてプロヴェッタの華麗なるクラリネットの入ったトラックもまた楽しからずや。更にはチアゴ&エドゥの怒涛の掩護射撃、インターセプト不可能な連係プレイ。敢えて粗削りに仕上げた録音も心憎し。一音に籠められたユビヂカラにヤマンドゥのスピリットを感じよ!上沖央明 ◆ヤマンドゥ・コスタ
ブラジルが生んだ天才ギタリストが、ギター1本を携えソロ来日公演。
11/17(金) 18:00/20:00
18(土) 18:00/20:00
恵比寿・SPAZIO 2
料金7000 8000(前売/当日)
TEL0570・02・9999チケットぴあ
テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽
2006/11/13(月) 23:30:17 |
月刊「ラティーナ」
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[前編はこちら] デヴェンドラ・バンハート 「僕は、バンドのベーシストとサンフランシスコの映画館で会ったんだ。彼は『シネマ・ファラード』(カエターノが製作した映画)」のチケットを売っていて、僕は映画館で働いていんたんだ。僕のトロピカリズモとの出会いは、父が新しい音楽を聞きたいという興味をもっている人だったからだ。当時、デビッド・バーンが編集したコンピレーションがあって、その中に「レアゥンジーニョ」が収録されていた。カエターノを初めて聞いたのは、モレーノを初めて聞いたのとほぼ同時だった。すごいCDだったと同時に、心を鷲掴みにされたね」
カエターノ・ヴェローゾ 「最近は僕は自分の作品にとても注意深くなった。というのも、ポルトガル語を話せない人のことも考えているから。作品に責任を持とうとしているんだ。ジャキス・モレレンバウムとやった作品や、若いミュージシャンとやった『Ce』は、そんな気持ちで作った。ジャキス・モレレンバウムは音楽の天才というだけでなく、とても優しい人間で、僕にとても多くのことを教えてくれた。彼のおかげで音楽家であることが、少しは恥ずかしくなくなった。ジャキスとやっていなかったら、こんな風な顔して今やれていないだろう」
デヴェンドラ・バンハー 「あなたはスペイン語、英語、イタリア語でも歌いますね」
カエターノ・ヴェローゾ 「外国語で歌い始めたのは英語が最初だった。でも英語を書けなかったんだ。ひどいもんだったよ。ラルフ・メイスRalph Mace[『トランザ』のプロデューサー]というイギリス人の友人がいた。彼が僕に英語の曲を作るように言ってきたんだ。彼は僕の作品やジルの作品を気にっていた。彼が「それはとってもオリジナルでおもしろいことだし、アルバムを作ろう」と言ったんだ。僕はロンドンに着いたばかりだった。僕の英語には限界があるし、当時は本当に全くしゃべれないぐらいだった。とても落ち込んでいたし、誰とも話す気になれなかった」
デヴェンドラ・バンハート 「その話が聞けて嬉しいよ。僕らが「ロスト・イン・ザ・パラダイス」を歌っている理由は…」
カエターノ・ヴェローゾ 「「ロスト・イン・ザ・パラダイス」! その歌は(ロンドンへ亡命する前に)サンパウロに住んでいた時に書いた歌だ。英語を話してはいなかったけど、圧政者の思惑で、サンパウロに英語が存在することへの返答になると思った。同時に、世界に向けて言うのに便利な言葉でもある。検閲もあった」
デヴェンドラ・バンハート 「(「ロスト・イン・ザ・パラダイス」の中で)“don’t help me”と叫ぶのは、とてもパンキッシュで2元的なことだ。僕らがこの曲を演奏している理由は「この歌はカエターン・ヴェローゾの歌で、いいヴァージョンを聞きたかったら、作曲者のを聞いてくれ」と伝えたいからなんだ。あなたはポルトガル語を話すけれど、僕が知っている英語を話すごの作曲家よりも、英語でよい曲を作る。奥が深くてたくさんの解釈ができる余地がある」
話に出てきたデヴェンドラ・バンハートがカエターノ・ヴェローゾを初めて聞いたという、デビット・バーン監修のブラジル音楽のコンポレーションは、
『Brazil Classics 1 : Beleza Tropical』 という作品。
また、「ロスト・イン・ザ・パラダイス」は2ndソロアルバム『Caetano Veloso/Caetano Veloso(1969)』に収録されている。
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最新海外ニュース
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イラクで亡くなったブラジル人外交官に捧げるフェスティバル(11/11,インド) ◆
ダニエラ・メルクリの新作は…?(11/11,ブラジル) ◆
ブッシュの無駄遣い 国境フェンス問題アメリカ側からも批判(11/11,メキシコ) ◆
ブエノスアイレスで初の国際音楽見本市、開催!(11/10,アルゼンチン) ◆
『最後の奇跡』無事終了。ジョアン・ジルベルトのびっくりニュース(11/10,ブラジル) ◆
マドレデウス、日本ツアー後の活動休止について語る!(11/9,ポルトガル) 最新国内ニュース
http://www.latina.co.jp/index.html ◆
米国ラテン社会で大ヒット、ベネズエラ制作TVドラマ配信中!(11/10) ◆
チリ・アルゼンチン・フランス合作『プレイ』、ご招待券10組20名様プレゼント!(11/10)
2006/11/11(土) 18:59:21 |
カエターノ・ヴェローゾ[Caetano Veloso]
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(株)スキップシティより映画鑑賞券のプレゼントのお知らせです! 「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2006」にて、新人監督賞を受賞した、チリ・アルゼンチン・フランス合作『プレイ』(監督:アリシア・シェルソン)が好評につき「東京国際シネシティ フェスティバル」にて上映されることが決定しました。今後大注目のチリ/サンディアゴ出身の女性監督による作品です。
この『プレイ』のご招待券を、10組20名様にプレゼントいたします!
(C)Joseph Costa 『プレイ/Play』
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2006/11/10(金) 11:19:01 |
イベント
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新世代のフォーク・ミュージック・ムーヴメントであるフリー(ク)・フォークの旗手として活躍する米ヒューストン生まれのシンガー・ソングライターのデヴェンドラ・バンハート。TIMフェスティバル出演のために滞在中のリオで、念願かなってカエターノ・ヴェローゾと初めて会うことが出来た。デヴェンドラ・バンハートは、数多くのインタビューで一番のフェバリット・アーティストはカエターノ・ヴェローゾであると発言してきていた。以下のインタビューで、カエターノ・ヴェローゾとデヴェンドラ・バンハートは、トロピカリズモや映画の話から、パンク・ミュージックの話まで、会話に花を咲かせている。(フォーリャ・ヂ・サンパウロより)
カエターノ・ヴェローゾ 「私たち(ブラジルのアーティスト)は、アメリカの文化の影響を受けてきて、外国のミュージシャンたちもブラジルの音楽から影響受けることもあったね。私は直接的に影響を受けたよ。おそらくエラズモ・カルロスはアメリカのロックを聞いていたと思う。私も50年代のアメリカのロックを聞いてはいたけれども、そんなに注意して聞いてはいなかった。60年代の、ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ミック・ジャガー、ザ・フーなんかのイギリスの人たちがアメリカのロックを真似し始めた頃、私はロックに影響を受けるようになった。同時に、ブラジル人によるアメリカのロックの真似もとても増え、ポピュラーになっていった。ロベルト・カルロスや彼の周辺のミュージシャンたちのことだ。どちらかというと、英語によるロックの影響よりも、ブラジル人でロックをやっていた人たちからの影響の方が、僕にとって重要だったよ」
デヴェンドラ・バンハート 「おもしろいことに、ブラジル人はロックンロールのことを“イエ・イエ・イエ”と呼んでいたんだよね。(その呼び方は)何かを受け入れていることがわかるし、同時にユーモアもある」
カエターノ・ヴェローゾ 「当時、ロックンロールは激しくブラジル中を駆け抜けていた。ロベルト・カルロス、或るいはビートルズのことを、ロックとは呼ばなかったんだ。新しいものとして、イエ・イエ・イエと呼んでいたんだ。ロックは、イエ・イエ・イエよりもっと新しいものをそう呼んだ。ビートルズの映画『ア・ハード・デイズ・ナイト』のことを、ブラジルでは『イエ・イエ・イエの王様Os Reis do Ie Ie Ie』と呼んでいたんだ。時々こんなに下手に訳してしまうんだ……。映画『カズロCasulo(“繭”の意)』はとても素晴らしい題名だね。映画『コクーンCocoon』はブラジルでは、『カズロ』と呼んでいるんだ」
デヴェンドラ・バンハート 「面白いね。ブラジルでは『コクーン』が公開されたばかりなんだ。ちょっとだけ遅れて……(『コクーン』は1985年のアメリカ映画) 私にとって、たくさんの人にブラジルを知らしめた映画は『トゥドゥ・ベンTudo Bem(1978年)(アルナルド・ジャボールArnaldo Jabor監督)』だ。ブラジルの考え方を他の国の人に伝えた。サントラも美しいね」
カエターノ・ヴェローゾ 「このサントラの曲は全てファンタスティックだ。映画はそんなにいいとは思わない。ブラジル人はこの映画が好きじゃないんだ」
[後編]へ続く
カエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)
http://www.caetanoveloso.com.br/ce.html デヴェンドラ・バンハート(Devendra Banhart)
http://www.cripplecrow.com/ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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2006/11/09(木) 18:57:07 |
カエターノ・ヴェローゾ[Caetano Veloso]
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『三位一体モデル』(中沢新一著)という本を先週末に読んだのですが、ワールドミュージックに関する記述があったので引用します。1歩立ち止まって考えさせられる内容です。
(指示代名詞の内容が気になった方は、実際に本を読んで下さいね。)
このことは「音楽」についても、同様です。日本人の音楽的感性にひびくような、「こぶし」や「うねり」。似たようなものは、中近東やトルコなどの民謡にも見られるのですが、こちらは、ヨーロッパの音楽では切り捨てられてきました。かつては、ヨーロッパでも、ピアノの調律などは不合理なぐらい複雑なやりかたをしていたのですが、ピアノを大量生産できるようになると、そんな面倒なことはやめようと、12音階に統一してしまった。つまり、「音の合理化」によって、音楽のよろこびの重要な部分を切り捨ててしまったのです。そして私たちはいまや、そうやってつくられたヨーロッパ音階を、音楽のルールとしています。どんなに反体制を掲げるロックでも、ヨーロッパで生まれた合理的な12音階の原理には、従っているのです。そのことを、私はセックス・ピストルズに問い詰めてみたい。もっとも、か彼らのギターは、チューニングが狂っていますが……。 しかし、逆に言うと、ビートルズのことをあれだけ批判していても、チューニングを狂わせることぐらいのことでしか、「反抗」できていないんですよね。より大きな、ヨーロッパの12音階という合理的なルールには、従っているのです。12音階が成立する以前、人間の音楽的感性は、もっと複雑でした。いまでもアラブの歌謡曲などを聴くと、ひじょうに複雑な音の現象が楽しまれているのがわかります。「ワールドミュージック」にしても、同じです。じっさい、ワールドミュージックとは、もともと音符であらわせず、ピアノでは演奏できないはずの音楽だったのですが。それを12音階に「合理化」してしまった。そうすると、何かが微妙に、変わっていくのです。そして私たちには、その微妙さが、だんだんわからなくなってくる。そして、その「微妙な何か」は、現在のデジタル化された音の処理においては、消滅してしまうことでしょう。こうして、人間はどんどん「合理化」に向かっていくことになります。(『三位一体モデル』P73より) 本書の著者の中沢新一氏は、現多摩美術大学・芸術人類学研究所所長の方ですが、ほぼ日刊イトイ新聞をはじめ数多くのメディアに露出されているので、ご存知の方も多いかと思います。11月初旬に発売された本書は、読めば読む程示唆が多く、しかも読みやすい1冊です。音楽への記述は、上で引用した程度ですが、音楽市場については考えさせられます。意思をもって仕事をしている人は是非読んで下さい!ではっ、また明日!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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2006/11/08(水) 23:49:26 |
書籍紹介
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第7回ラテングラミー賞の受賞リスト
主要3部門をシャキーラが独占し、最優秀新人賞をプエルトリコ出身のバンド、Calle 13が受賞しました。
Calle 13のサイト では、年間最優秀ビデオクリップ賞を受賞したビデオクリップなどもみることができます。
-General Field-
◆Record Of The Year◆
「Shakira/La Tortura」
◆Album Of The Year ◆
『Shakira/Fijacion Oral Vol. 1』
◆Song Of The Year◆
「Luis F. Ochoa, Alejandro Sanz & Shakira, songwriters (Shakira)/La Tortura」
◆Best New Artist◆
Calle 13
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2006/11/07(火) 21:27:49 |
ラテングラミー
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第7回ラテングラミー2006のプロデューサー部門で、年間最優秀プロデューサーを受賞したカチョーロ・ロペスについて紹介します。
◆Producer Of The Year◆
受賞
Cachorro Lopez 該当作品 『Christian Castro/Dias Felices』『Diego/Diego』『Belanova/Dulce Beat』『Julieta Venegas/Limon y Sal』『Vanessa Colaiutta/Vanessa Colaiutta』
ノミネート Cesar Camargo Mariano
該当作品 『Gal Costa/Hoje』
ノミネート Moogie Canazio
該当作品 『Francis Hime/Arquitetura Da Flor』『Margareth Menezes/Pra Voce』『Maria Bethania/Que Falta Voce Me Faz』『Simone/Simone - Ao Vivo』
ノミネート Lenine, Maria Rita
該当作品 『Maria Rita/Segundo』
ノミネート Gustavo Santaolalla
該当作品 『Cafe De Los Maestros/Cafe De Los Maestros』『Flor/Flor』『Javier Casalla/Javier Casalla』『Bersuit/Testosterona』
セザール・カマルゴ・マリアーノ(Cesar Camargo Mariano)、モーギエ・カナジオ(Moogie Canazio)、レニーニ&マリア・ヒタ(Lenine, Maria Rita)、カチョーロ・ロペス(Cachorro L?pez)、 グスタボ・サンタオラージャ(Gustavo Santaolalla)がノミネートされたラテングラミー2007の年間最優秀プロデューサー部門。年間最優秀プロデューサーに選ばれたのは、カチョーロ・ロペスCachorro Lopezであった。 選考に該当した作品は、『クリスティアン・カストロ/ディアス・フェリセス(Christian Castro/Dias Felices)』『ディエゴ/ディエゴ(Diego/Diego)』『ベラノバ/ドゥルセ・ビート(Belanova/Dulce Beat)』『フリエッタ・ベネガス/リモン・イ・サル(Julieta Venegas/Limon y Sal)』『バネッサ・コライウッタ/バネッサ・コライウッタ(Vanessa Colaiutta/Vanessa Colaiutta)』の5作品。 アルゼンチン出身のカチョーロ・ロペスは、1980年代に大活躍したロック・バンド、ロス・アブエロス・デ・ラ・ナーダ(LOS ABUELOS DE LA NADA)のベーシストとして活躍した。カチョーロ・ロペスが、在籍していた際の同バンドのメンバーは、ミゲル・アブエロ(Miguel Abuelo)(ヴォーカル)、カチョーロ・ロペス(ベース)、グスタボ・バズッテリカ(Gustavo Bazterrica)(ギター)、ポロ・コルベージャ(Polo Corbella)(ドラム)、ダニエル・メリンゴ(Daniel Melingo)(サックス)、アンドレス・カラマーロ(Andres Calamaro)(キーボード)。黄金のラインナップだった。大スターとなったアンドレス・カラマロとは、カチョーロ・ロペスがプロデューサーとして参加し、現在ニュー・アルバムを制作している。 受賞式で、カチョーロ・ロペスは、同じく同部門にノミネートされていたアルゼンチン出身の近年の活躍著しいグスタボ・サンタオラージャとともにステージに上った。受賞について、以下のようにカチョーロ・ロペスは、コメントしていた。「ノミネートされただけで、すごく嬉しかった。本当に、本当に、受賞を期待してなかった。受賞は、大変意義のある作品のおかげだよ。」 カチョーロ・ロペスの今回の受賞の決め手となった作品は、ラテングラミー2007でロック部門の最優秀オル タナティヴ作品に輝いた『フリエッタ・ベネガス/リモン・イ・サル』だったようだ。同作は、批評家からの好意的な批評とともに、高セールスも記録し、同作からのシングル曲「メ・ ボイ(Me voy)」は、今年の春にスペイン語圏諸国で、もっとも耳にされた1曲であった。 グスタボ・サンタオラージャとカチョーロ・ロペスは、ともにプロデューサーとしての道を歩んできた。「グスタボと僕は、現在でも交流している。僕らには、たくさんの共通点があるんだ。2人ともロック畑の出身だしね。僕らは80年代にアルゼンチンロックが、とてもとても大きな影響力をラテンアメリカ圏にもっていた時に、メキシコのロックをプロデュースし始めた。」 プロデューサーとしての活動をする前に、1人の演奏家としても多くの活動をしている。「僕はやりたがりなんだ。音楽に関わるんであれば、様々なプロジェクトに参加してきた。」近年は、キーボーディストでアレンジャーのセバスティアン・ショーン(Sebastian Schon)と、エンジニアのフアン・ブラス・カバジェーロ(Juan Blas Caballero)と共同で制作することが多い。 アレンジの方法については、こんな風に言っている。「アレンジに入り込んでいって、不足していると感じたり、必要だなあと感じた時に手を加えていく。アレンジは、培ってきた音楽的素養から生まれてくんだ。」 現在カチョーロ・ロペスは、アルゼンチンの若手ロックバンドのミランダ(Miranda!)のニュー・アルバムと、アンドレス・カラマーロのニュー・アルバムの制作に取りかかっている。アンドレス・カラマーロは、近年リト・ネビア(Litto Nebbia)との制作が多かっただけに、今度の作品にたいするカチョーロとアンドレスの期待も大きい。カチョーロ・ロペスの勢いは、嬉しいことにしばらく続きそうだ。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最新海外ニュース
http://www.latina.co.jp/index.html ◆
Vivo Rio、いよいよ開館迫る。(11/7,ブラジル) ◆
カナディアン・ケルト、ロリーナ・マッケニットの9年ぶりのアルバム世界発売!!(11/7,カナダ) ◆
シャキーラと共演し、カルロス・ガルデルを演じるブラジル人若手俳優(11/7,ブラジル) 最新国内ニュース
http://www.latina.co.jp/index.html ◆
"エル・クアルテート" 東京無料公演、参加応募受付延期!(11/7)
2006/11/07(火) 20:05:06 |
ラテングラミー
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NY時間の11月2日夜、マジソン・スクエア・ガーデンで "第7回ラテングラミー2006" 開催され、各賞が発表になりました。
ブラジル勢は、メインの総合部門では受賞に及ばず、ブラジル音楽部門での受賞が主となってしまいました。ブラジル音楽部門以外での受賞は、子供向けの音楽部門で、『Adriana Partimpim/Adriana Partimpim - O Show』が受賞したに留まりました。
では、ブラジル音楽部門の結果です。
◆Best Brazilian Contemporary Pop Album◆
受賞
『Sergio Mendes/Timeless』 ノミネート『Jota Quest/Ate Onde Vai』
ノミネート『Los Hermanos/4』
ノミネート『Margareth Menezes/Pra Voce』
ノミネート『Marisa Monte/Infinito Particular』
ノミネート『Sandy e Junior/Sandy e Junior』
ノミネート『Ivete Sangalo/As Super Novas』
◆Best Brazilian Rock Album◆
受賞
『Os Paralamas do Sucesso/Hoje』 ノミネート『Barao Vermelho/MTV Ao Vivo』
ノミネート『Charlie Brown Jr./Imunidade Musical』
ノミネート『O Rappa/Acustico MTV』
ノミネート『Nando Reis/Sim E Nao』
◆Best Samba/Pagode Album◆
受賞
『Marisa Monte/Universo Ao Meu Redor』 ノミネート『Alcione/Uma Nova Paix?o Ao Vivo』
ノミネート『Martinho Da Vila/Brasilatinidade Ao Vivo』
ノミネート『Demonios Da Garoa/Ao Vivo』
ノミネート『Jair Rodrigues/Alma Negra』
◆Best MPB (Musica Popular Brasileira) Album◆
受賞
『Maria Rita/Segundo』 ノミネート『Joao Bosco/Obrigado, Gente!』
ノミネート『Ana Carolina e Seu Jorge/Ana e Jorge Ao Vivo』
ノミネート『Gal Costa/Hoje』
ノミネート『Jane Duboc/Uma Voz... Uma Paixao』
ノミネート『Simone/Simone - Ao Vivo』?
◆Best Romantic Music Album◆
受賞
『Roberto Carlos/Roberto Carlos』 ノミネート『Alaide Costa/Tudo Que O Tempo Me Deixou』
ノミネート『Daniel/Amor Absoluto』
ノミネート『Leonardo/De Corpo E Alma』
ノミネート『Tania Mara/Louca Paixao』
◆Best Brazilian Roots/Regional Album◆
受賞
『Chitaozinho & Xororo/Vida Marvada』 ノミネート『Frank Aguiar/Sou Brasileiro』
ノミネート『Banda Calypso/Volume 8』
ノミネート『Caju e Castanha/Levante A Ta?a』
ノミネート『Sergio Reis/Para Toda A Familia』
◆Best Brazilian Song (Portuguese Language)◆
受賞
「Rodrigo Maranhao, songwriter (Maria Rita)/Caminho das Aguas」 ノミネート「Gigi, songwriter (Ivete Sangalo)/Abalou」
ノミネート「Gilberto Gil, songwriter (Gilberto Gil)/Bale De Berlim」
ノミネート「Chico Buarque, songwriter (Chico Buarque)/Ela Faz Cinema」
ノミネート「Arnaldo Antunes, Carlinhos Brown & Marisa Monte, songwriters (Marisa Monte)/O Bonde do Dom」
2部門受賞で、マリア・ヒタが頭1つ出た結果となりました。マリーザ・モンチが「サンバ/パゴーヂ」部門で受賞というのも、僕は、ちょっと違和感を感じます。文化大臣のジルが、ソング部門に顔を出していたりして、これで受賞していたら、現役文化大臣が受賞するなんていう自体になってましたね。そしてセルメン強し。日本のブラジルディスク大賞は、この結果と共通点をもったものになるのでしょうか?明日は、その他の部門と、特に、最優秀年間プロデューサーを受賞したCachorro Lopezについて詳しく取り上げたいと思っています。
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最新海外ニュース
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アルシオーネが参加し、ジャメラゥンに敬意を(11/6,ブラジル) ◆
病床に伏すジョルジ・アマードの未亡人、ゼリア・ガッタイ(11/6,ブラジル) ◆
フリオ・ボッカ、キューバで公演!(11/6,キューバ) ◆
メキシコのマッチョ6人組、記録ずくめのレコード・セールス!(11/6,メキシコ) 最新国内ニュース
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ヤマンドゥ・コスタ、嬉しい "ミニライヴ・インストア&サイン会" 情報!(11/6)
テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽
2006/11/06(月) 22:49:46 |
ラテングラミー
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今年の8月に続き、ブラジルを代表するパーカショニスト、マルコス・スザーノによる『パンデイロ・ワークショップ・ベーシック編』を12月9日(土)に、またその続編を12月17日(日)に開催します。
前回は日程があわずに参加できなかった人、ふたたび一緒に叩き学んでみようという人、今回が初めての人、もぜひこの機会にふるってご参加ください。ご自分のレベルにあわせて、それぞれ各回への参加のみも可能です(お一人での参加の方も大勢います)。当日は、またミニ・セッション・デモがあるかも!?
■Part 1.=日時/12月9日(土) ■時間/19:00~21:00終了予定(受付開始:18:30~) ■場所/「東京芸術劇場」B2F・大リハーサル室(「池袋駅」西口徒歩2分・TEL.03-5391-2111)http://www.geigeki.jp/
■Part 2.=日時/12月17日(日) ■時間/15:00~17:00終了予定(受付開始:14:30~) ■場所/「キューバン・カフェ」(都営大江戸線「築地市場」駅A1出口・徒歩2分。or JR「新橋駅」烏森口より徒歩12~13分・浜離宮パークサイドプレス1F。1Fにローソンがあります。TEL.03-5148-5001)http://www.geocities.jp/cubancafe2005/
●受講料/各回3,500円(テキスト付き)
●お問い合わせ・ご予約:ラティーナ= TEL.03-5768-5588 FAX.03-5768-5599 or Mail to: order@latina.co.jp or www.latina.co.jp の 「concert」 から
●台数限定パンデイロの貸し出し有り(+ 500円)
●両日とも完全予約定員制/ ※当日は、パンデイロ、CD、レッスンDVD等の販売あり。 講義終了後には、スザーノとのツー・ショット、サインも可能です。(重要!:お申し込み後にキャンセルなされる場合は、他の受講希望者の皆さまにご迷惑がかかりますので、必ず早めに電話またはメールにて、ラティーナまでご連絡ください)。
●主催:ラティーナ
●協力:(株)SARAVA/マルメラアダ
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最新海外ニュース
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07年のリオのカーニヴァルのエンヘードが早くも聞ける!
2006/11/04(土) 18:03:38 |
イベント
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『レニーニ/アクースティコMTV』(LENINE/MTV ACUSTICO)[DVD]
SB 8287688052 4410円
開けてびっくり!実は、CDよりも収録曲が8曲も多い22曲収録された[DVD]『レニーニ/アクースティコMTV』。ブラジルのアーティストはもちろん、ブラジルのアーティスト以外でも、ワールドミュージック的視点だと最高レベルで注目されている2人のアーティスト=“歌う天才ベーシスト”リチャード・ボナと、“アコーディオンを弾くメキシコの歌姫”フリエタ・ヴェネガス(最新作『リモン・イ・サル』でラテン・グラミーの最優秀オルタナティブ作品賞を授賞されました!おめでとうございます!)ことでも注目されている。 1959年2月2日生まれ。現在47才のレニーニ。本名は、オズワルド・レニーニ・マセド・ピメンタル。1983年の『魚眼』以降のソロとして輝かしいキャリアを重ねてきた中からのベストの選曲で続くライヴは、甘ったるい懐メロ感はなしで、圧倒的な創造性の連続。クオリティーの高さと、情報量の多さに目眩がしてくる程。「新世代」と呼ばれブラジル音楽シーンを牽引してきた実力を目の当たりにされ、閉口してしまう程。圧巻です。 基本的なバンドは、アコースティック・ギターを担当し、6年来レニーニと共に活動しているJR・トストイ(JR TOSTOI)。ドラムを担当するのは10年以上もレニーニと一緒に活動しているパンティコ(PANTICO)。ベースのグイラ(GUILA)は、バンドに参加してから2年程だ。世界各地のツアーで鍛え上げられたバンドのサウンドは、フリオ・ドゥプラが指揮するオーケストラの参加でより、緻密なアレンジを聞かせる。Tr15には、リチャード・ボナが参加。Tr14には、フリエタ・ヴェネガスが参加。Tr16には、クリスティーナ・ブラガがハープで参加。ブラジリアで中心的な存在として活躍しているGOGが参加するTr18、パンティコと、元セパラトゥーラのイゴール・カヴァレラのツイン・ドラムでおくるTr20も見所だ。 まじめなレニーニらしく、手抜きなしで続く約100分のコンサートは、時間が経つのを忘れてしまう程に、地に足着いて素晴らしい。クオリティー・オブ・ミュージック!ちゃんと大人の音楽で、完成されていて。過去も未来も現在も全部ひっくるめてレニーニの音楽を全身で感じられる素晴らしい作品の登場に、見終わった人の満足げな拍手が、世界各地で送られていることでしょう。 ↓視聴したり、本人のコメントを見たりすることができますよ。
http://www.lenine.com.br/# 曲目:Tr01.Na Pressao Tr02.Tr0Hoje Eu Quero Sair So Tr03.Rua Da Passagem (Transito) Tr04.A Rede Tr05.O Que E Bonito Tr06.O Silencio Das Estrelas Tr07.Ecos Do Ao Tr08.O Ultimo Por Do Sol Tr09.O Homem Dos Olhos De Raio-X Tr10.La E Ca Tr11.Tudo Por Acaso Tr12.Escrupulo Tr13.Leao Do Norte Tr14.Miedo Tr15.A Medida Da Paixao Tr16.Paciencia Tr17.Santana Tr18.A Ponte Tr19.O Atirador Tr20.Dois Olhos Negros Tr21.Jack Soul Brasileiro Tr22.Que Baque E Esse? 本作は
WEBショプ より購入できます。
テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽
2006/11/04(土) 16:46:57 |
商品紹介[ブラジル]
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『モンボジョー/ナーダヂノヴォ』(『Mombojo/Nadadenovo』)[DVD]
ITC 0015 4,200円
ライヴを見た人にこそ“ポスト・シコ・サイエンス”“ポスト・ロス・エルマーノス”的期待のされ方をしているペルナンブーコ出身の大大注目のロック・バンドの初映像作品。2004年に収録されたライヴDVD。1st『Nada de novo』発表後の屋内ライヴ。観客にもやはり若い層が多く、1stを発表しただけで、熱い注目を集めていたことが窺える。2nd『Homen-Espuma』を今年発表し、先頃行われたTIMフェスティバル2006では、パティー・スミスやヤー・ヤー・ヤーズが出演するステージに、彼らと同日に出演し、多くの観客にかれらの存在感をアピールしたばかり。風貌は、この映像では特に学生っぽい感じも残っているが、演奏はCDでのマジカルなアレンジを再現するしっかりした演奏力をもっている。想像以上の逸材集団!今のうちにご試食を! ↓モンボジョのオフィシャル・サイトより、TIMフェスティバル出演時の映像を。
本作は
WEBショプ より購入できます。
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最新海外ニュース
http://www.latina.co.jp/index.html ◆
ラテングラミー!アルゼンチン勢の結果は……!?(11/4,アルゼンチン) ◆
サンディニスタ大統領再びか!?(11/4,ニカラグア) ◆
シャキーラ、主要3部門独占! "ラテングラミー2006" 発表(11/3,USA) 最新国内ニュース
http://www.latina.co.jp/index.html ◆
『東京フィルメックス国際映画祭』で、パラグアイ映画初公開!(11/4)
2006/11/04(土) 13:53:17 |
商品紹介[ブラジル]
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カエターノ『セー』へのインタビューで、雑誌では紹介できなかった貴重な発言を紹介していきます。
(あなたをはじめ、同世代のMPBアーティストは現役でクリエイティヴな活動を続けている。でも他の国では非常に特殊なアーティストを除いて、このようなことはない。自分も含めた同世代のアーティストたちが音楽活動を40年近く続けていても創作意欲が衰えないのは、どうしてだと思っていますか?) それも、時々聞かれる質問だけど、まず僕は、それほど珍しいことだとは思ってない。ブラジル国外には、そういうケースがたくさんある。例えば、ボブ・ディランがそうだ。ルー・リードだってそうだし。そりゃボブ・ディランも、60年代のようにヒットパレードのトップに再び顔を出したりといったことじゃない。それは、僕の場合やシコなんかでも同じことだ(笑)。しかし、敬愛の念は残っているし、自己リスペクトも残っている。自分のレベルに忠実に仕事を続けていこうとする、自分自身への要求もね。僕は、それは普通だと思うよ。レイ・チャールズも、天才的な曲を書き続けながら高齢で亡くなった。フランク・シナトラだって、世界一のシンガーであり続けながら、ほとんど90歳まで生きた。ミック・ジャガーにいたっては、73歳になってもステージに上がっている。今でも、ロック/ポップ史上屈指のライヴ・パフォーマーだ。同じレベルで続けている。誰も彼とは比肩できない。実はそれが、いつもローリング・ストーンズの強みだったわけだけどね。そりゃ、過去には素晴らしい曲もあったけど。やはり曲が素晴らしいのはビートルズだった。ローリング・ストーンズには、何曲か素晴らしい曲がある。ただ、ビートルズには決して及ばない。でも、ステージではストーンズは天才的だった。今もだよ。
それに、サラ・ヴォーンだって、彼女よりも巧く歌える女性歌手がアメリカン・ジャズに登場するのを見ないうちに亡くなってる。むしろ、今日まで登場していないわけだけど。エラ・フィッツジェラルドもだ。だから、そんなに稀なことじゃないと思うんだ。普通だよ。パブリック・キャラクターが常に入れ替わることを欲しているのは、市場だ。それに、市場を追いかけてるマスコミだ。彼らは毎日新聞を売らなきゃいけないから。公的人物だちが入れ替わるほど、新聞が売れるから好ましいんだよ。もっとも、交代があるというのが悪いというわけじゃない。むしろ、とてもいいこと、健康的なことだと思う。例えば、あなたが23歳だとして、同じ23歳の人間が曲を書いて歌い、演奏してみせているとする。この人間は、あなたが感じていることを感じて、表現している。同じ世代だからね。つまり、みんながみんな、過去に地位を確立したアイドルに注目しているのはよくないと思うんだ。例えば、アルゼンチンは長い間 ? とても美しいことだとは思うけど ? タンゴの重みに苦しんだ。60年代まで、他のどんなアーティストよりもカルロス・ガルデルのアルバムが売れていたんだから(笑)。ガルデルは30年代に亡くなってるんだよ。やっぱり、自分と同世代のアーティストが好きだというのは、健康的なことだと思うんだ。そういう人たちが登場した方がいいと思うし、登場したら嬉しい。他方で、年をとってきたら若い世代からは忘れ去られねばならない、若い世代からは関心を示されるはずがない、とも思わない。彼らには、興味深いものを作り続ける能力があるんだから。そもそも、そんなことは、どんな有名詩人にも有名画家にも有名なポップ歌手にもジャズ歌手にも起こっていない。ロックの歌手にだってね。だから僕は、そういうケースはあまり知らないし、一種の神話じゃないかと思う。僕やシコ・ブアルキやミルトン・ナシメントや…普通じゃないかな。
2006/11/03(金) 12:06:50 |
カエターノ・ヴェローゾ[Caetano Veloso]
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ナラ・レオン(NARA LEAO)[1942-1989]
今日は、新入荷商品の中から『ナラ・レオン/プログラマ・エンサイオ1973』を紹介させて頂きます。
『NARA LEAO/PROGRAMA ENSAIO 1973(DVD)(ナラ・レオン/プログラマ・エンサイオ1973)』
BiscoitoFino 717 3675円(税込)
本作が録画されたのは、1973年。軍政批判が理由で69年以来海外亡命生活を続けていた彼女が、『美しきボサノヴァのミューズ(原題:10年後)』を録音したのが、1971年のフランスはパリ。そして、本作も73年にフランスで録画されています。 白黒の映像の中で、歌い、ギターを弾き、語り、笑うナラの姿がとにかく美しい作品です。本編に登場するのはギターを抱える彼女たった一人。当時30才のナラの容姿が美しいことはもちろんですが、パーソナリティーの美しさも映像からにじみ出ています。10代をボサノヴァ・ムーヴメントの渦中で育ち、歌手としてのデビューしてからはボサノヴァを歌うことを避け、プロテスト・ソングやモーホのサンビスタの作品ばかりを歌っていた彼女が、海外でボサノヴァに再び真摯に目を向け、ボサノヴァに取り組みはじめた。その瞬間の、個人的にはもっとも見たかった時期のナラがこの映像の中にいます。この時期を過ぎると、ブラジルへ帰国し、しばし音楽活動から離れてしまうので、これぞグッド・タイミングというタイミングの映像と言えます。キャリアについて丁寧に解説しながら、プロテスト・ソング、サンバ、ボサノヴァの数々を自分のギターを伴奏に歌います。「美しきボサノヴァのミューズ」の美しい姿に、息を飲むばかりです。 『ナラ・レオン/美しきボサノヴァのミューズ』
個人的に、『ナラ・レオン/美しきボサノヴァのミューズ』は、日本盤で再発されたCDでボサノヴァを聞き始めた僕が、ボサノヴァに触れた始めの頃に聞いたCDでした。当時同作は日本で世界初CD化されたばかりで、「THE DIG」というロック雑誌の「今なら手に入る幻の名盤」なんていう特集を読んで買ったのを覚えています。はじめて聞いた印象は、「結構暗いな」程度の印象でしたが、それでもやっぱり気になって繰り返し聞いてました。このアルバムに収録された曲の大部分が、ボサノヴァの有名な曲であると知ったのは、ずっと後のことでした。 ナラ・レオンはイメージの中でこそ、ずっと「美しきボサノヴァのミューズ」でしたが、初めて見た彼女の映像でその美しいイメージが動き始めました(彼女に関する映像がDVD化されるのは本作が初めてのようです)。映像を流しているだけでも、こんなにも図になるボサノヴァ映像も他にないだろうと思います。 作品内のナラの発言より(デビューしてからボサノヴァを歌わなかったことに関して)「世の中には微笑み、愛、花以外のものもあることを知ったわ。満足に食べれない人や、貧しい人がいた。だから、私は(美しいことばかり歌う)ボサノヴァを録音したくなかった。世の中に参加して、現実を表現したかった。」「こんな批判があったわ。お金に何不自由していないコパカバーナの少女が、貧困について歌っている。私はそんな批評をまともに取り合う気もなかった」 (ジョアン・ジルベルトについて)「私が出会った中で、もっも魅力的な人よ。みんなが彼の言葉づかいを真似していた。彼の穏やかなしゃべり方を。」 曲目:Tr01_Soneto (Chico Buarque) Tr02_Cantores do Radio (Lamartine Babo / Joao de Barro / Alberto Ribeiro) Tr03_Insensatez (Vinicius de Moraes / Tom Jobim) Tr04_Preconceito (Wilson Batista / Marino Pinto) Tr05_ Voce e Eu (Carlos Lyra / Vinicius de Moraes) Tr06_ Diz que fui por ai (Ze Keti / H. Rocha) Tr07_Opiniao (Ze Keti) Tr08_Carcara (Jose Candido / Joao do Vale) Tr09_Recado (Casquinha / Paulinho da Viola) Tr10_A Banda (Chico Buarque)Tr11_Quem te viu Quem te ve (Chico Buarque) Tr12_Com acucar Com afeto (Chico Buarque) Tr13_Primavera (Carlos Lyra / Vinicius de Moraes) Tr14_Joana Francesa (Chico Buarque) Tr15_Quando o Carnaval Chegar (Chico Buarque) Tr16_Pra Dizer Adeus (Edu Lobo / Torquato Neto) Tr17_Morena do Mar (Nara Leao / Dorival Caymmi) Tr18_Berimbau (Baden Powell / Vinicius de Moraes) Tr19_Deus me Perdoe (Humberto Teixeira / Lauro Maia) Tr20_Nao me diga adeus (Paquito, L. Soberano / J.C. da Silva) Tr21_Camisa Amarela (Ary Lobo) Tr22_Fez Bobagem (Assis Valente) Tr23_Tatuagem (Chico Buarque / Ruy Guerra) 本作は
WEBショプ より購入できます。
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2006/11/03(金) 00:15:59 |
商品紹介[ブラジル]
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世界中から、ラティーナが自信を持って紹介できると判断した良質の商品を紹介しているMUSASレーベルより、本日『
レケーナ +
スアレス・パス /タンゴ 奇跡のデュオ』が発売になりました!
オスバルド・レケーナ は、タンゴピアノの巨匠にして現代屈指のコンポーザー/アレンジャー。フェルナンド・スアレス・パス は、ピアソラ 五重奏団で活躍しピアソラ 自身に最高の賛辞を受けた天才ヴァイオリニストです。本作は、現代のアルゼンチンでトップを極めた2人の巨匠が長年温めた奇跡のタンゴデュオ・プロジェクトです。名作曲家アグスティン・バルディの未発表の傑作からピアソラ 作品、レケーナ の自作まで、ツボを押さえたレパートリーで聞かせます。じっくり耳を傾けるのに相応しい、タンゴ/クラシック/インストゥルメンタル作品になっております。ぜひ、一人でも多くの方に聞いていただきたいと思っております。 『
レケーナ +
スアレス・パス /タンゴ 奇跡のデュオ』MUSAS 5008 2,700円(税込)
曲目:白と黒/イントロダクション~ラ・クンパルシータ/ドン・フアン/11時55分/場末のメロディー/わが両親の家/ブエノスアイレスのヒロコ/青春の夢/グリセル/ロカ・ボエミア/帰郷/マルガよ、永遠に/ロマンティックでセンティメンタルな僕/アディオス・ノニーノ
ご購入は
WEBショプ より
またWEBショップのブラジルCD/DVDに関しまして、新入荷商品の紹介を初めております。こちらの方も併せてよろしくお願いします。
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2006/11/01(水) 18:45:00 |
商品紹介[アルゼンチン_タンゴ]
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