fc2ブログ

Blog Latina [ブログ・ラティーナ]

月刊ラティーナを発行する(株) ラティーナの情報発信用ブログ!

Pesro Saペドロ・サーへのインタビュー~カエターノとの密月~後

 カエターノ・ヴェローゾの新作『Zii & Zie』の国内盤は4月8日発売予定。ブラジルでの発売日の詳細は明らかになっていませんが、カエターノのブログ「Obra em Progresso」内の「完成メーター」(?)が未だ80%なので、ジャケット周りを製作中なのかと思っていたりします。
 『Ce』を聴きながら、或は、『Zii & Zie』が発売されたら、「そういえばペドロ・サーのインタビューが載っていたな」と思い出して読んでいただければと思います。

●カエターノが新作収録予定の1曲「LAPA」のライヴでの演奏をオフィシャルにUPしています。


カエターノのブログからの転載ですが、『Zii & Zie』の録音メンバー。
caetano_0073-300x201.jpg
録音メンバー:写真左からダニエル・カルヴァーリョ(エンジニア)、ヒカルド・ヂアス・ゴメス(B、Key)、カエターノ・ヴェローゾ、モレーノ・ヴェローゾ(前作に続きプロデューサーだと思われる)、マルセロ・カラード(Dr)、ペドロ・サー(G)


以下は、昨日の続き「ペドロ・サーへのインタビュー~カエターノとの密月~後」

(Bruno Maiaが行ったもの)

BM:カエターノが「最もロックしていた時期」は、誰の目にも明らかで、カエターノ自身も言っているように、ずっと前の時期で、あなたもそうだし、他の2人のバンドのメンバーも生まれていない時期です。60年代70年代は、多くのアーティストに一種のノスタルジーを引き起こしている年代で、一般の人の中にもあの時期が一番よかったなんて言う人もいます。カエターノは、この時代を、この力強い魅力を代表するアーティストで、現在も、傑出していて、キャリアの重要性に相応しい活動を行っている。私が想像するに、20世紀カルチャーを代表するアイコンの作品に参加しているという意識が、あなたがたミュージシャンにはある。この考えには賛成できる? 共同で生み出した、すごく特別な瞬間はあった?

ペドロ・サー:ええとさ、さっき言ったように、カエターノはカエターノなんだよ。でも彼自身、彼の今までとどこで決着をつけて、僕らの活動をはじめるかに、すごく自覚的だ。とてもシンプルで自然な方法でもってしてね。全部シンプルで自然に進んでいったよ。

BM:インタビューで、カエターノは、Arctic MonkeysやGrandaddyといったバンドに言及していて、あなたともこういうバンドについて話していたとも言っています。「ニュー・ロック」と呼ばれるこれらの音楽のどういうところが特に面白いですか?

ペドロ・サー:僕は、音がすごくいいと思う。特に、Arctic MonkeysがMulheres Que Dizem Simに似ていると思った。残念ながらGrandaddyはスタイルだけだと思うけど、The Strokesもすごくいいと思う。Devendraは素晴らしいし、Wilcoも素晴らしくて、Los Hermanosもすごい。音は美学だよね。「よく録れている」ということじゃなくて、詩的で音楽的な感覚を感じる。そこが、僕はいいと思って、これらのバンドが好きなんだよ。

BM:YouTubeやMySpace、Orkut、ホーム・レコーディング用ソフト、携帯プレーヤー等の、音楽シーンを動かしているこれらの新しいコミュニケーション手段や道具は、カエターノの新作に何らかの影響を与えた? 僕らが言及したような新しい世代のインディーロックは全てこういったものの影響を受けていて、2006年にインディーロックを語るならこの点を避けては通れないと思うんだ。

ペドロ・サー:申し訳ないけど、アルバムを作っているときに、そのことについては何も考えなかったよ。

BM:現在のカエターノのバンドのメンバーは全員、自分の別のプロジェクトとか、別のバンドでも活動している。今回のような強力な作品に参加するのはどう? 他の活動は中止しないといけない?

ペドロ・サー:誰も何も止めていないよ。(Mariano)Marovattoが言っているように、全ては一点に向かっているんだ。確かに、ライヴをするのには他のライヴを諦めないといけないこともある。でも、カエターノは、一年に数えられないほどライヴをするわけじゃないよ。仕事はとても人間的に進んで、全ては自然と調整されていくんだ。

BM:最後に、34歳で、いつも音楽的に尊敬していて、同時に個人的な付き合いもあった人物と、こんなに巨大な仕事を実現しているることはどういうことですか?

ペドロ・サー:素晴らしく名誉なことだ。

pedrosovietico-300x200.jpg
音楽プロデューサーでギタリストのペドロ・サー

Pedro Saペドロ・サーへのインタビュー~幼少期~
Pedro Saペドロ・サーへのインタビュー~リオへロック・シーンが根付く過程で~
Pedro Saペドロ・サーへのインタビュー~カエターノとの密月~前

Do Amorド・アモール
do-amor-carol-12-1.jpg
 インタビュー中に、メンバーそれぞれが沢山のプロジェクトに関わっている話が出てきますが、マルセロ・カラードと、ヒカルド・ヂアス・ゴメスが参加しているバンドが「Do Amor」。音を聴いてもらえばわかりますが、現在のカエターノ・バンドのサウンドとの類似点も多く、アドリアーナやロス・エルマノスやインペリアル等々、いいアーティストの写真ばかりを撮っている写真家のカロリーナが、特に「Do Amor」を好意にしてもいます。そんなところからも、このバンド「Do Amor」は、今後大きく化ける存在ではないかと思います。
スポンサーサイト



テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

  1. 2009/01/31(土) 15:37:22|
  2. Pedro Sa(ペドロ・サー)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

「Orient Express」~雑誌ラティーナの選んだブラジルディスク大賞~

funatsu_salam.jpg

 サラーム・アリクム。アリクム・サラーム。

 本誌編集チーフの船津が、サラーム海上さんがプロデュースとパーソナリティーを務める文化放送Unique the radio「Orient Express」の31日初回放送回にゲスト出演しています。テーマは「雑誌ラティーナの選んだブラジルディスク大賞」で、放送分を先に聞かせてもらいましたが、ブラジルディスク大賞上位10作品について、丁寧に解説しつつ、旧知の友人であるサラームさんと船津が同○話に花を咲かせていますよ。

初回放送は、1/31(土)14:00~16:00
リピート放送が2/4(水)の8:00~10:00、14:00~16:00、22:00~24:00

 auの対応端末、またはインターネットラジオ(http://www.uniqueradio.jp)でお楽しみいただけるので、ぜひ聴いてみて下さい! 幣誌がもっと身近になるかもしれません。

 より詳しい放送内容はこちら
 UNIQUE THE RADIO

 同じくUNIQUE THE RADIOで放送されている、本誌にも執筆してくださる成田佳洋さんがプロデュースしている番組「radio Samba-Nova」 2月の第1回放送は2/1(日)21:00から

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

  1. 2009/01/30(金) 22:41:51|
  2. トピックス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Pedro Saペドロ・サーへのインタビュー~カエターノとの密月~前

 以前に、ペドロ・サーへのインタビューを2回掲載したことがありました。続きがありますと書いておいて、随分放っておいてしまいましたが、今日、明日で続きを掲載します。というのも、中原仁さんがブログで『Zii e Zie』というカエターノの新譜の音源を聞かれたことを書かれていましたが、ラティーナにも音源が届いていて、これがまた素晴らしく良いのです。録音メンバーは前回と一緒で、やはりペドロ・サーが中でも素晴らしい仕事をしています。それで前作『セー』発表時のものですが、ペドロ・サーとカエターノ関係を、ペドロ・サーの口から語っているインタビューの続きの部分を掲載しておきたいなあと、思ったわけでした。

前回の2回
Pedro Saペドロ・サーへのインタビュー~幼少期~
Pedro Saペドロ・サーへのインタビュー~リオへロック・シーンが根付く過程で~

(インタビューはBruno Maiaが行ったもの)

BM:どういった経緯があって、あなたとカエターノは、プロとして一緒にやっていくことになったの? しかもアルバムをプロデュースするまでの関係に。カエターノがあなたを選んだのかをどうしてだと考えている?

ペドロ・サー:僕を選んだのは、話し合っていたからだよ。僕は“バンド”の人間で、彼は何らかのバンドをやりたかった。それで僕を呼んで、今僕にバンドが一つ増えた。カエターノとはすごく内容のある音楽作りの話をしているし、彼は一緒に作るのにすごくいい相手だよ。すごく優しくてクリエイティブなんだから。でも実のところ、僕が『Na Pressao』や『O Dia que Faremos Contato』でレニーニと一緒にやっていたのが、カエターノが『ノイチス・ド・ノルチ』を作るときに僕を呼んだ一番の理由だった。『ノイチス・ド・ノルチ』が、僕らの共作関係の最初なんだけどね。

BM:あなたのプロデューサーとしての活動は、カエターノとあなたのプロとしての関係をより深めるための特別なものなのですか、それとも、カエターノの『セー』をプロデュースしたこととは別にあなたキャリアの新たな方向なのですか? あなたは、プロデューサーとしてフビーニョ・ジョコビーナのアルバムをプロデュースしているし、カエターノの曲も以前プロデュースしています。

ペドロ・サー:ええと、僕はそんなに整理して物事を決めていないんだ。プロデュースするのは好きなんだけど、でもちょっと面倒くさがりなんだ。で正確に言うとすると、いつも僕は誰かと一緒にプロデュースしてきた。カシンは、生まれながらのプロデューサーで、シコ・ネヴィスは音楽プロデュースのマエストロだ。1人でアイディアを考えたり、何かプロジェクトについて考えるのは好きなんだけど、遅いし怠け者なんだよ。

BM:マルセロ・カラード(Dr)やヒカルド・ヂアス・ゴメス(B、Key)とバンドを組むことの決め手になったのは何?

ペドロ・サー:彼らが僕の兄弟のジョナス・サーと一緒に演奏するのをずっと見てきた。子供の頃からよく知っているんだ。マルセロが12歳の時に、ボタフォゴに「Mulheres Que Dizem Sim」を見にきていたのを覚えているよ。カエターノや彼らを繋げることができたのはすごくよかった。若い2人はすごくいいよ。

BM:このアルバムで、再びカエターノはバンドのコンセプトでアルバムを作っている。君が言ったように、プロデューサーであることの他に、バンドのミュージシャンの一人でもある。スタジオの中で、この2つの立場はどう違ってくるの? それぞれの限界はどういうところ?

ペドロ・サー:僕は、複数の物事や複数の役割を触媒にして、作品を作っている。もちろんカエターノは、紛れもなく“あの”カエターノで、多くのことをやってきた。でも僕はモレーノをプロデュースに呼んだ。彼は天才で、バンドの外からの視点がなければ、僕は演奏家としてこんなに演奏するのは不可能だったと思う。ダニエル・カルヴァーリョも呼んだ。彼は、「Moca」とすごくいい関係にあって、すごくいいサウンド・センスのエンジニアだ。「Moca」っていうのは、幼稚園の頃の、モレーノのあだ名だよ。

BM:「カエターノがロックのアルバムを作った」って誰もが言っている。『セー』を聞くと確かにそうなんだけれど、音楽的に単純にロックをレファレンスした作品ではない。どういう経緯で、あなた方は、この最終的なサウンドやアレンジに辿りついたのですか?

ペドロ・サー:ロックかロックじゃないかってことは、すごくどうでもいいことだよ。ロックのアルバムじゃないけれど、ロック・バンドのフォーマットでやっていて、最終地点もロックだ。デビッド・バーンが言っていたのは、「おろらく今年最高のインディー・ロック・アルバム」だって。おもしろいよね? このコメントを聞いてすごく嬉しくなった。実際、クリエイティブなものは何でも、分類不可能な魅力を備えている。ロックだってそうだよ。つまりは、僕はロック畑の人でもあり、ギターや何だって弾く。でもそれら全部は相関していることなんだよ。

(明日後編を掲載します。)

*話題に出てきたペドロ・サーの弟のジョナス・サーは、プロ・デビューしていて、音源はMySpaceでも聞けます。
http://www.myspace.com/jonassah

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
最新海外ニュース http://www.latina.co.jp/index.html
セウ・ジョルジがライヴDVD収録に呼んだのは、愛蘭土のSSWダミアン・ライス(01/30,ブラジル)
写真で見る夏フェスinサルバドール(01/30,ブラジル)
ジョアンも選ばれた世界の偉大なギタリスト75人(01/29,ワールド)
イヴァン、ヘナート、ボスコの3人がエリスのために集う(01/29,ブラジル)
ゼカ・パゴジーニョが肺炎で入院!(01/29,ブラジル)
アルナルド・アントゥネスが3月に新作を2枚同時リリース(01/29,ブラジル)
ホベルト・カルロスがギネスに登録される!?(01/28,ブラジル、ワールド)

テーマ:これがオススメ! - ジャンル:ニュース

  1. 2009/01/30(金) 18:30:16|
  2. Pedro Sa(ペドロ・サー)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

アドリアーナ&フェルナンダのファンには特に注目してほしいLeo Cavalcantiレオ・カヴァルカンチ

 アドリアーナ・カルニョットや「+2」が好きな人には、ぜひ注目して欲しいアーティストが登場した。
 Leo Cavalcantiレオ・カヴァルカンチは、本当に才能豊かな、24歳のミュージシャンだ。現在の活動の拠点はサンパウロ。
 「Jornal do Brasil」紙が09年の活躍が約束されたアーティストとしてレオを紹介した。
 
 アドリアーナのファンの人で、「Cavalcanti」という名前に見覚えのある人もいるかもしれないのだけれど、レオ・カヴァルカンチはアドリアーナが作品をよく取り上げるトロピカリア期からの作曲家/シンガーソングライターのPericles Cavalcantiペリクリス・カヴァルカンチの息子だが、ペリクリスは息子の音楽を聞いてから、友人でもあるジルベルト・ジルに、
「レオは君(ジル)の子だよ。僕のじゃない」
と言ったそうである。もちろん音楽的な意味であるけれども。
 ペリクリスも素晴らしい作曲家なのは間違いないが、彼のシンガーソングライターとしての佇まいは、どこかアマチュアリズムを残したものだ。作曲やアレンジのセンスや、ギターのテクニックなどからして、よりプロフェッショナルで、かつ独創的なジルに近いと思ったということだと思う。

 アドリアーナは、レオについて「レオの作品を聞いて、それから彼のライヴを見て感動したわ」と、素直に賛辞を送り、フェルナンダ・タカイも「彼の声は美しい。(多くの音楽を)広くカバーしていて研ぎすまされている。桁外れよ。すごい才能よ」と手放しの賛辞を送っている。
 奇しくもこの2人は、「ブラジルディスク大賞2008」で上位2位のアーティストであり、レオ・カヴァルカンチは、日本のブラジル音楽愛好家に受け入れやすいタイプのアーティストだといえるかもしれない。

 まだアルバムをリリースしていないので、彼の音楽を聞くには、MySpaceに頼ることになるが、確かに聞くことができる全曲が魅力的だ。イマジネーティヴで刺激的なポップス。超新星。
 現在デビュー・アルバムの録音に集中していて、今年の後半にリリース予定だという。

「私がレオと一緒に何かを作ることは十分にありえる。でもこの才能がおもしろいキャリアを進んでいくのを見られるのが、もっとおもしろい」(アドリアーナ・カルカニョット)

LeoCavalcante090129.jpg

父親の最新作『PERICLES/O REI DA CULTURAペリクレス/オ・ヘイ・ダ・クルトゥーラ』

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
最新海外ニュース http://www.latina.co.jp/index.html
ジョアンも選ばれた世界の偉大なギタリスト75人(01/29,ワールド)
イヴァン、ヘナート、ボスコの3人がエリスのために集う(01/29,ブラジル)
ゼカ・パゴジーニョが肺炎で入院!(01/29,ブラジル)
アルナルド・アントゥネスが3月に新作を2枚同時リリース(01/29,ブラジル)
ホベルト・カルロスがギネスに登録される!?(01/28,ブラジル、ワールド)

テーマ:これがオススメ! - ジャンル:ニュース

  1. 2009/01/29(木) 20:14:09|
  2. トピックス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

リトル・ジョイLittle Joyのインタビュー映像

 ラティーナ3月号でリトル・ジョイLittle Joyの国内盤リリースに合わせて、ロス・エルマノス(再結成決定!)のホドリゴ・アマランチへのインタビューを予定しています。

 リトル・ジョイは、ホドリゴ・アマランチと、ファブリツィオ・モレッティ、モレッティの現恋人のビンキ・シャピーロの3人のバンドです。ソングライティングは主に、モレッティとアマランチが担当し、メイン・ヴォーカルはほとんどの曲でホドリゴ・アマランチがとり、曲によってはビンキ・シャピーロが「ヴェルヴェット・アンダーグランド後期のモーリン・タッカーのような」穏やかな歌声を聞かせます。

 現在ブラジル・ツアーを行っていて、初日のポルトアレグリのコンサート前に、3人がインタビューに答えています。ファブリツィオ・モレッティは、NYから現れた超の付く人気バンド「ザ・ストロークス」のドラマーで、一時はハリウッド女優のドリュー・バリモアと交際していたほどのセレブレティーだという面もあるのですが、ブラジル出身。インタビュアーに「ポルトガル語手伝ってくれ」といいつつも、英語を交えてポルトガル語でインタビューに答えています。その気さくな雰囲気に驚いたので、ビデオを転載させてください。

 ファブリツィオ・モレッティ、ホドリゴ・アマランチ、ビンキ・シャピーロの順に、インタビューに答えています。前二人は、ポルトガル語、ビンキは英語です。


テーマ:これがオススメ! - ジャンル:ニュース

  1. 2009/01/29(木) 13:20:28|
  2. トピックス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

MoMo マルセロ・フロタのソロ・プロジェクト

 ウマイタ・プラ・ペイシェに先週23日に出演した「マルセロ」が話題になっている。彼の作品を容易に聞ける環境があるので、ちょっと紹介したい。

MarceloFrota.jpg

 マルセロ・カメロの傑作『ソウ』も当初ダウンロード型プロモーションを行っていたが、こちらの「マルセロ」の作品もアルバムごとダウンロードして試聴することができる。マルセロ・フロタMarcelo Frotaのソロ・プロジェクトである「モモMoMo」のセカンド・アルバム『ブスカドール(捜す人)』は、商業的にはあまり注目されなかったが、街角クラブとサイケデリックが出会ったような佳作。

 マルセロ・フロタは、6人のリオデジャネイロで活動するソロ・アーティストが集合したバンド「フィーノ・コレチーヴォ」にも参加するアーティストで、『ブスカドール』は、06年に発表した『ア・エステチカ・ド・ハビスコ(殴り書きの美学)』に続く、2作目だ。ソロ・ライヴのサポート・メンバーには、シダダゥン・インスチガードのメンバーも参加している。サイケデリックで、フォーキーで、実験的で、でも爽やかさを失わない音世界は、確かに他では聞けない。

こちらのMoMoのオフィシャル・サイトからダウンロード可能
http://www.listentomomo.com/

テーマ:これがオススメ! - ジャンル:ニュース

  1. 2009/01/29(木) 12:59:12|
  2. トピックス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

アルゼンチンから入荷したラティーナのA-ROCKオススメ3タイトル 

Releasa_Fablosos_1.jpg

世界中が大好きだったやんちゃなスカバンド「ロス・ファブロッソス・カディリャクス」
復帰第1作目にしてこの完璧な復活ぶり!


Releasa_Fablosos_2.jpg

『ロス・ファブロッソス・カディリャクス/リズムの光』
”LOS FABULOSOS CADILLACS/LA LUZ DEL RITMO”


伝説のA-ROCKバンド再結成第1作!
2008年ブエノスアイレス録音

●曲目:01:リズムの光 02:マルビチョ 03:花(フローレス) 04:我らが父 05:俺たちエゴイスト 06:今日 07:留まるべきか行くべきか(ステイ・オア・ゴー) 08:ダブの天才 09:そんな風に呼ばれるのはもうごめんだ 10:愛の終わり 11:とても朝早く 12:ウェイク・アップ・アンド・メイク・ラヴ・ウィズ・ミー 13:コンデナディートス
●演奏:ロス・ファブロッソス・カディリャクス(ビセンティコ、セニョール・フラビオ、フェルナンド・リシアルディ、セルヒオ・ロットマン、マリオ・“スパイカー”・シペルマン、ダニー・ロサーノ)

●かつてカフェ・タクーバなどと並んでロック・エン・エスパニョール運動の盛り上がりを牽引し、02年に惜しまれつつ活動を停止したアルゼンチンを代表するバンドの、活動再開後初となるアルバム。全13曲のうち新曲は5曲で、他にカヴァー曲を2曲と既発曲のリミックスを6曲収録している。ハード・ロック、レゲエ/スカ、ラテン、ファンクなどを混淆し、パーカッシヴかつ骨太なグルーヴとともに聴かせる雑食趣味は相変わらず。グラミーを受賞して勢いづいていた90年代後半の爆発力とやんちゃっぷりは、いささかも衰えていない印象だ。アルバムのテーマが「兄弟愛」ということもあるのか、ホーンのアレンジも含め、ややゆったりとしたノリが特徴。パチャ・マッシヴやブラジリアン・ガールズといった新世代バンドも考えようによっては彼らの嫡子かも、なんてことも思わせる貫禄充分の力作。復帰第一作としては文句なしだ。[月刊ラティーナ09年2月号掲載]土佐有明

◆ゲストも豪華すぎ! DVDもついてこの値段!
ピアノと歌を中心としたフィト・パエスの粋なロックをお聞き下さい! ご覧下さい!


Releasa_Fablosos_3.jpg

『フィト・パエス/ブエノスアイレスでもマドリッドでも』
"FITO PAEZ/NO SE SI ES BAIRES O MADRID (LIVE EN MADRID)"


●曲目:CD 01:11と6 02:栄光の墓 03:魔法の輪(feat.ペレーサ) 04:エソ・ケ・ジェバス・アイ 05:恋の後の恋 06:人生の中の二日間(feat.ディエゴ・デル・モラオ、サブー、ダニ・ノエル) 07:あなたと一緒(feat.ホアキン・サビーナ) 08:ブリジャンテ・ソブレ・エル・ミック 09:私は心を捧げにきた(feat.パブロ・ミラネス) 10:ヒロス(feat.アリエル・ロット) 11:道の脇に 12:一つの服と一つの愛(feat.ガラ・エボラ) 13:ピアノのルンバ(feat.ディエゴ・デル・モラオ、サブー、ダニ・ノエル)  14:塩の花びら(feat.マルレンゴ) 15:与えることは与えること(feat.マルレンゴ、ペレーサ、ガラ・エボラ、アリエル・ロット、マビ・ディアス、コキ) 16:マリポーサ・テクニコロール
DVD 01:11と6 02:エソ・ケ・ジェバス・アイ 03:栄光の墓 04:恋の後の恋 05:人生の中の二日間(feat.ディエゴ・デル・モラオ、サブー、ダニ・ノエル) 06:ピアノのルンバ(feat.ディエゴ・デル・モラオ、サブー、ダニ・ノエル) 07:横の部屋 08:塩の花びら(feat.マルレンゴ) 09:私は信じる(feat.マルレンゴ) 10:ヒロス(feat.アリエル・ロット) 11:道の脇に 12:魔法の輪(feat.ペレーサ) 13:貧しい心の街  14:あなたと一緒(feat.ホアキン・サビーナ) 15:ブリジャンテ・ソブレ・エル・ミック 16:一つの服と一つの愛(feat.ガラ・エボラ) 17:私の心に喜びを与えて(feat.ガラ・エボラ、マビ・ディアス) 18:私は心を捧げにきた(feat.パブロ・ミラネス) 19:与えることは与えること(feat.マルレンゴ、ペレーサ、ガラ・エボラ、アリエル・ロット、マビ・ディアス、コキ) 20:マリポーサ・テクニコロール 21:バックステージ(ボーナス・トラック)

●前作「ロドルフォ」が昨年のラテン・グラミーを受賞し、今年は初CD発売から25年めを迎える男盛り・円熟味を増したアルゼンチン・ロック界の貴公子フィト・パエスによるスペイン・マドリード公演ライブのCDとDVD二枚組アルバム。本作には一時不仲説もささやかれた数々の共演で知られる朋友的存在、ホアキン・サビーナや映画「トーク・トゥ・ハー」のレオノール・ワトリングがボーカルを務めるマルランゴ、キューバのヌエバ・トローバのパブロ・ミラネスをはじめとする若手からベテランまで豪華ゲストが多数登場し、音楽・映画監督業他、多彩に活躍するフィトならではの交友関係を感じさせる。観客の熱狂ぶりや盛り上がりを目の当たりにすると改めてフィトの人気と偉大さを痛感。独特のフラット気味なボーカルとピアノ弾き語りはシンプルだけどアルゼンチン・ロックの真髄かもしれない。[月刊ラティーナ09年2月号掲載]タニィ

◆大人の音づくりに痺れます。オリジナルも美しいし、個人的にはニック・ドレイクやジョージ・ハリソンの繊細な曲のカバーもリピートしています。

Releasa_Fablosos_4.jpg

『ペドロ・アスナール/ケブラード』
"PEDRO AZNAR/QUEBRADO"


P・アスナール渾身の新作は2枚組!
2006,07年ブエノスアイレス録音

●曲目:CD101:ケブラード 02:フグ 03:場末のノクターン 04:非対称 05:哀しみのリナ 06:バイオリニスト 07:十行詩 08:コントラスト 09:君の心という宝石 10:夜明けの犬たち 11:蜜蜂と蜘蛛 12:愛することと去っていかせることCD201:はかなさ02:軽信03:ジェラス・ガイ 04:応えのない時間 05:苦しくないの? 06:兄弟 07:冬の告白 08:王様は泣いた 09:哀れみのブルース 10:アンジー 11:ジャンク 12:ラヴ
●歌と演奏:ペドロ・アスナール(歌、ギター、ベース、他)ファクンド・ゲバラ(パーカッション)、アンドレス・ビラノバ(ドラム)アンドレス・ベーウサート(ピアノ、オルガン、他)、他

●アルゼンチン・ロック界の鬼才が、久々のオリジナル・アルバムを発表。しかも2枚組24曲という大作だ。1枚目は全曲自作曲(共作を含む)。パット・メセニーとの競演や近年のブラジル音楽への傾倒とは違い、原点に立ち返ったかのようなAORに仕上がっている。ざっくりとした荒い質感のフォーキーなバンド・サウンドと、抑え気味のヴォーカルとの相性も抜群。アカ・セカ・トリオのアンドレス・ベエウサエルト(P、Key)やパーカッション奏者のファクンド・ゲバラといったサポートも力強い。2枚目は、チャーリー・ガルシアやアタウアルパ・ユパンキから、ビートルズのメンバーのソロ(レノン「Jealous Guy」「Love」、ジョージ「Isn't It A Pity?」、ポール「Junk」)、スティング、ニック・ドレイクまでカヴァー曲がずらりと並ぶ。いずれも特に奇をてらうわけでもなく、真摯に楽曲と対峙した好感の持てるヴァージョンばかり。大人のロック・エン・エスパニョールを聴きたいという方には、是非おすすめしたい。[月刊ラティーナ09年2月号掲載]栗本 斉

購入は、ラティーナWEB内、左フレーム内下方の「MPA/音響派/ROCK」のボタンより!
http://www.latina.co.jp/html/webshop/ShopFRM.php

テーマ:これがオススメ! - ジャンル:ニュース

  1. 2009/01/28(水) 17:16:49|
  2. 商品紹介[アルゼンチン_ロック/ポップス]
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タルマ・ヂ・フレイタス「CASIO KNIGHTS」

 ラティーナ2月号では、09年注目のブラジル音楽シーンのトピックスを取り上げていますが、そのちょっとした続きで、オルケストラ・インペリアルでもヴォーカルを務め、グローボの女優でもあるタルマ・ヂ・フレイタスの現在進行中のプロジェクトについてのレポートをします。カシオのヴィンテージ・キーボードが欲しくなる!

_casio knights flyers SP

 かっこいいフライヤーだ。「CASIO KNIGHTS カシオ・ナイツ」。タルマ・ヂ・フレイタスが始めた新しいプロジェクトの名前だ。なんとも嬉しいことに、このプロジェクトで5月に録音を行うという。リリースはビスコイト・フィーノから。

 「CASIO KNIGHTS」という名前やフライヤーの写真からもわかるように、このプロジェクトには「カシオのキーボード」が、大きく関わっている。タルマのカシオのキーボードへの偏愛は、08年の5月からはじまった。それから8つのキーボードを購入し、これまでにVanguatのエリオ・フランドレスや、ヴィトール・アラウージョ、マルー・マガリャンイスなどとセッションをしてきた。彼女の家の庭でも、ニューヨークのクラブでも、コパカバーナ・パレスでも……。

 アルバム録音のプロデュースには、カシンとベルナ・セッパスの2人を迎える。オルケストラ・インペリアルでも一緒にやっている2人だ。ライヴでは、2人の他に、フビーニョ・ジャコビーナや、グスタヴォ・ルイス、レオ・モンテイロらを迎えていた。

 「友達と一緒に音楽を作るために発明したフォーマットよ。“もう1人の歌手”になりたくないのよ。作曲のプロセスに夢中なのよ」(タルマ・ヂ・フレイタス)





オルケストラ・インペリアルの、カーニヴァル前恒例ライヴが今年もはじまります! 
フライヤーのモチーフは心臓ですかっ!?!

OI_FILIPETA_.jpg

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
最新海外ニュース http://www.latina.co.jp/index.html
リトル・ジョイのサンパウロ公演、追加の追加!(01/22,ブラジル)
亜クリスティーナが言うには、カストロは「オバマを誠実な人だと思っている」(01/22,キューバ)
カーニヴァル当日、パレード直前のPA車上で結婚式をあげるネギーニョ(01/21,ブラジル)
合衆国在住ヒスパニックがオバマ新大統領就任パレードに大集合!(01/21,米国)
クラウヂア・レイチ、第一子を無事出産!(01/21,ブラジル)
サンパウロ・ファッション・ウィーク開催!テーマはカルメン・ミランダ(01/21,ブラジル)

テーマ:これがオススメ! - ジャンル:ニュース

  1. 2009/01/22(木) 13:12:22|
  2. トピックス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ラティーナ2月号目次!

 ラティーナ2月号、本日発売日です!
 もう書店やレコード店に並んでいます!
 表紙はクンビアを踊る女の子をイメージしています。というわけで、クンビアをはじめ、09年に注目したい音楽も豊富に取り上げたラティーナ2月号をよろしくお願い致します!

LATINA0902_CAPA.jpg

◆2009 年、ブラジル音楽百花繚乱 カルメン回顧から話題の2人の愛の行方まで
文:花田勝暁
◆充実のソロ活動を続けるシバ シバはなぜナザレー・ダ・マタにこだわるのか
文:肥田哲也
◆おおたか静流の新たな旅 トルコから届けられた小夜曲
文:関口義人
◆ダーヴィッシュ 結成20 年、スライゴから世界へと旅を続ける吟遊詩人たち
文:佐藤英輔
◆ホウゴー&ホイロップ 最後の地に日本を選んだ理由
文:五十嵐 正
◆クンビアのルーツを探る
文:岡本郁生
◆新世代クンビア徹底検証
文:吉本秀純
◆TU,SOLO TU Vol.109 ウィリー・コローンが帰ってきた!
文:岡本郁生
◆連載第23 回 オーガニック・アルヘンティーナ
室内楽とフォルクローレを融合するギージョ・エスペル
文:栗本 斉
◆フラヴィオ・シローの肖像
文:肥田哲也
◆広い風183[ワンガナ] 
写真・文:高野 潤
◆ラ米乱反射 連載第36 回
50 周年機に賃金平等主義を廃止 綱渡り迫られるラウール体制
文:伊高浩昭
◆連載第12 回 それでもセーヌは流れる
ジル・フリュショーとブダ・ミュージックのレジスタンス
文:向風三郎
◆新・南のポリティカ 60 
フランコ将軍の最後の銅像、撤去 終わっていないスペイン市民戦争
文・コラージュ:上野清士
◆NOTICIAS MUNDIALES
BRASIL(Hitoshi Kishiwada, Hirosuke
Kitamura, Tetsuya Hida, Nio Tatewaki)
ARGENTINA(Diana Atsumi)
BOLIVIA(Junko Seto Hashiguchi)
CUBA(Hitoshi)
MEXICO(Kiyoshi Ueno, Miho Nagaya)
PARIS(Kazuko Ueno)
LONDON(Yuki Kishi)
THAI(Marisa Osawa)
◆ESPACIO/ARTE 文:上野清士
◆INFORMACION
topics - concert - live spot - radio - new
release - others etc.
◆LIBRO / CINE
◆EVENTO
◆ESPACIO/MEXICO 文:長屋美保
◆Reratório do Brasil
コロニア文学考 移民100 周年を機会とした諸論考
文:岸和田 仁
◆21 世紀のタンゴ・マエストロたち〈56〉
真のマエストロたちの集い~映画になった「カフェ・デ・ロス・マエストロス」
文:西村秀人
◆チャーリー・パルミエリの足跡
文:山本幸洋
◆ディスコ・ガイド 国内盤/輸入盤
◆通信販売お申し込み方法
◆最新バックナンバー一覧
◆オピニオン/愛好会ニュース
◆編集後記/次号予告

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
最新海外ニュース http://www.latina.co.jp/index.html
ブラジル、1999年以来の失業数でもルーラは動じず(01/20,ブラジル)
クルミンがアメリカツアー敢行!(01/20,ブラジル、USA)
タンゴ歌手、エンリケ・ドゥマスが死去!(01/19,アルゼンチン)
オリバー・ストーン監督の次回作は、チャベス賛美がテーマ(01/19,ワールド)
マンゲイラの重鎮、シャンゴー・ダ・マンゲイラが亡くなる(01/16,ブラジル)
ロス・エルマノス再結成決定!(01/15,ブラジル)

テーマ:これがオススメ! - ジャンル:ニュース

  1. 2009/01/20(火) 19:24:28|
  2. 月刊「ラティーナ」
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今週末、キューバ チェ・ゲバラ関係の2フォーラム

che1.jpg
◆革命50年・ゲバラ生誕80年記念友好フォーラム◆

知られざる豊かな国
キューバを通して見えてくる世界


09年1月24日(土) 午後1:30開場
なかのZERO小ホール 

入場料:第1部1000円/第2部1500円/通し券2000円

●第1部:フォーラム 2:00~5:00……4人のパネリストを招いて
戸井十月(作家)「人を信じる人びと」
白根全(写真家・カーニバル評論家)「祝祭と叛乱・建て前の国キューバのカーニバル」
工藤律子(ジャーナリスト)「'90~'08 キューバが語ってくれたこと」
吉田太郎(長野県農業大学校勤務)「雇用政策と直結したキューバの教育」

●第2部:キューバ音楽とサルサの祝祭 6:30~9:00(6:00開場)
ギターと歌:アントニオ古賀/アレキサンダー・ラボルデ・パドロン
サルサ:ヨスベル・シスカルド・ヒメネス/郷田優気

フライヤーより:
キューバで革命が成立してから50年を迎えました。
この間、キューバは革命直後から連綿と続く米国による経済制裁や、社会主義陣営の総本山ともいうべき存在だった、ソ連の消滅といった事態に直面しながらも、独自の社会主義を発展させてきました。
経済的にさまざまな困難を抱えているものの、教育、医療、有機農業といった面では世界に誇る豊かな成果がみられ、医療を通じた発展途上国への人道的援助などの国際貢献は世界の注目を集めています。
こうした革命キューバの行き方はラテンアメリカ諸国に大きな影響を与え、いまやキューバと友好的な反米・中道左派政権が大勢を占めるまでになりました。
しかしこのようなキューバの実情は、この日本ではあまり知られていません。
アメリカの敵であるとみなされていることなどの事情によって、政治経済だけでなく文化的な面においても多くのベールに覆われています。

キューバ革命の意義やその成果、キューバが世界の中で果たしてきた役割やこれからの展望など、そのベールの向こうの姿を伝えるために、キューバ革命50周年を記念したフォーラムを開催します。
1部ではキューバと深いかかわりをもつ方々に、知られざる豊かな国キューバの魅力を存分に語っていただきます。
さらに2部では魅惑的なキューバの音楽と踊りで楽しみたいと思います。

che2.jpg
◆第5回キューバ学校
「チェ・ゲバラ プレイバック」◆


~「チェ・ゲバラ プレイバック」の意味~
40年前に死んだゲバラの言葉と行動を、現代の再生装置にかけて、その響きを聞き取る、再考するというもの
案内人:太田昌国(民族問題研究家)

09年1月23日(金) 19:00~21:00
 ヒルサイドカフェ 
会費:1000円(ドリンク付)
共催:キューバネットワーク
お問い合わせ:予約
*cuba_net(アットマーク)cyber.ocn.ne.jp  (アットマーク)を@にかえて下さい。
*ヒルサイドインフォメーション TEL:03-5489-3705
(メール予約:氏名、連絡先、参加人数を明記の上、「1/23キューバ学校参加希望」の件名でE-MAIL送信してください)

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/01/20(火) 11:01:02|
  2. イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タンゴ 奇跡のデュオ@中野サンプラザ

pazreque-1.jpg

 ラティーナが制作協力を行なわせていただいている民音タンゴシリーズ『オスバルド・レケーナ&スアレス・パス ~タンゴ 奇跡のデュオと情熱のタンゴダンス』の東京公演が明日、17日(土)中野サンプラザであります。14:00開演と、18:30開演の2回公演ですが、14:00開演の回は完売、18:30の回はまだ若干チケットが残っているということです。

 オスバルド・レケーナと、フェルナンド・スアレス・パスの2人の巨匠を中心とした楽団。歌手にベロニカ・マルチェッティ、ダンサー陣には、もう何度もレケーナとワールドツアーを回っているパウラ&クリスティアンを中心とした3組。昨年のタンゴダンス世界選手権ステージ・タンゴ部門チャンピオンの若いカップルのメロディ&ホセもやってきています。

 ブエノスアイレスで巨匠たちを中心に練習を重ね、タンゴの歴史を十分に感じることができるショウに仕上がっています。ご期待ください!

pazrequena-3.jpg
写真左から:ジェシカ&アリエル、パウラ&クリスティアン、メロディ&ホセ

テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

  1. 2009/01/16(金) 11:47:21|
  2. イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

SOS Brasil Community デモ行進_2009年1月18日(日)新橋から銀座へ

http://brisabrasileira.pokebras.jp/
で開催を知ったのですが、18日の日曜日、解雇で困っている日系ブラジル人のための集会/デモ行進があります。

集会のスタートは13:00、デモ行進がスタートするのは15:00、新橋の交通ビル地下1階に集合し、その後銀座方面へデモ行進を行う予定

変更があるかもしれないので、最新情報はこちらでご確認下さい。
http://www.100plus20.com/info/sos_brasil_commnuity.php

デモ行進といっても、メディアが報道しなければ、運動は単発で、影響力をもったものになりません。日本のメディアはこの件を報道するでしょうか。

勉強不足で、ブラジル以外のラテンアメリカ諸国からきて非正規の立場で働いていた日系人の同様の運動を知りませんが、多勢である日系ブラジル人の運動が成功すれば、他のコミュニティーも続きやすいでしょう。

解雇された日本人の非正規労働者に対して「自己責任」の一言ですませる人がいます。
そういう人は、外国人労働者に対しても同じ事をいうのでしょうか。
外国人労働者を手招いて呼び寄せておいて、「自己責任」なのでしょうか。

将来的に日本で労働者が不足する現状は変わらず、外国人で不足を補いたいという動きは続いているにも関わらず、このような前例があっていいのでしょうか。

「派遣村」の一件で、職を失った派遣労働者に注目が集まる中で、日本人の派遣労働者とともに派遣で動いていた工場を支えていた外国人労働者が「救済」から取り残されてしまうことを危惧しています。
派遣労働者のなかでも、生活環境/労働環境が改善できるものとできないもの、救われるものと救われないものがでてきてしまうことを危惧しています。

「続きを読む」に SOSコミュニティからの 訴えが続きます
【“SOS Brasil Community デモ行進_2009年1月18日(日)新橋から銀座へ”の続きを読む】
  1. 2009/01/15(木) 20:03:47|
  2. トピックス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

J-WAVE CARNAVAL2009 2/11@麻布十番 WAREHOUSE702

CARNAVAL2009omote.jpg

 2月11日(水・祝)に行われる今年の「J-WAVE ノエビア・サウージ!サウダージ…カルナヴァル2009」のテーマは、「パーカッシヴ!」。2組の初登場のアーティストを迎えて、ブラジルの三大カーニヴァル地域の、3地域3様のパーカッション・サウンドを味わえる&楽しめる。
 北東部レシーフェのカーニヴァルを代表するリズム「マラカトゥ・ナサォン」を演奏するのは、オープニング・アクトとして出演する「バッキバ」。レシーフェ滞在経験者を中心に集められたカーニヴァルスタイルの打楽器アンサンブルだ。続く、こちらも初登場、モシダーヂ・ヴァガブンダ・バテリア・ノタ・ミウは、サンバ集団G.R.B.P.mocidade vagabundaの選抜ユニットで、現在進行形のリオのストリート・カーニヴァルと同じセンスで、サンバのバトゥカーダをベースにしたミクスチャー・サウンドを演奏する。そのインパクトはいかに強烈か?!?! バイーアの花形リズム「サンバヘギ」を演奏するのは、今回で出演4回目となるバハヴェント。母体のとなるブロコ・バハヴェントは昨年2008年の浅草サンバカーニヴァル・S2リーグで初優勝している。これで、レシーフェ、リオ、バイーアという3地域のカーニヴァル・サウンドが出そろった。トリに登場するのは、サイゲンジ。昨年、快心の名アルバム『Medicine for your soul』を発表し、新境地を歩んでいるサイゲンジの今年の目標は、「NEUTRAL(ニュートラル)」とのこと(サイゲンジ オフィシャル・サイト ダイアリーより)。今回のステージではどんな音楽を聞かせてくれるのか?
 司会は、林奈穂、DJには本イベントのプロデューサーである中原仁の「J-WAVE ノエビア・サウージ!サウダージ…」の黄金コンビの他に、今年はゲストDJも出演。多方面で活躍するKTa☆brasilを迎える。夜ごと各所のフロアにブラジルのカーニヴァルのエッセンスを配達しているKTa☆brasilは、カーニヴァルを楽しむために集まった人で埋まったフロアで、どんなパフォーマンスをしてくれるのか? こちらにも注目。
 おなかが空いたらブラジルご飯もあるよ! 出店は横浜のbarracao da mocidade!!

●日時:2009年2月11日(水・祝)
     Open 16:00 Live 17:00~20:00
●会場:麻布十番 WAREHOUSE702
    港区麻布十番1-4-5 深尾ビルB1F(東京メトロ麻布十番駅:7番出口すぐ横)
●LIVE:Saigenji(サイゲンジ)
    Barravento(バハヴェント)
    mocidade vagabunda bateria nota 1000
      (モシダーヂ・ヴァガブンダ・バテリア・ノタ・ミウ)

 Opening Act : BAQUEBA(バッキバ)
●DJ:中原 仁KTa☆brasil
●MC:林 奈穂
●Charge(1 drinkつき)前売・予約¥3,800 当日¥4,300
●インターネット予約受付中!
  http://www.artenia.co.jp/ (予約フォームから)
●電話予約・問合せ:ARTENIA  03-3496-1705
*オフィシャル・サイト http://www.j-wave.co.jp/blog/saude/carnaval_2009/

CARNAVAL2009ura.jpg

テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

  1. 2009/01/10(土) 10:07:30|
  2. イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

東大特別公開講義「南米の民俗ハープ」

 1月14日(水)、東京大学で「南米の民俗ハープ」をテーマにした特別講義があります。東京大学教養学部後期課程(学部3、4年生)むけ講義の今年度最終回の特別公開です。告知では、申し込み締め切りは今日ですが、まだ余裕があり、明日以降も申し込みを受けるようです。

event20081218_clip_image002.jpg
「南米の民俗ハープ」
東大教養学部「ラテンアメリカ社会論」特別講義


 南米北部、ベネズエラとコロンビアの平原地帯で演奏される民衆のハープ《アルパ・ジャネーラ》を中心とした音楽《ホローポ》の演奏会。奔放にして華麗、荒々しくかつ繊細な南米伝統音楽をわかりやすい解説とともにお楽しみください。

出演 
日下部由美 (アルパ)
出口 泰司 (クアトロ、バンドーラ、ギター)
岡野友絵 (マラカス、クアトロ)
大崎 いずみ (ベース)
石 橋 純 (案内)

サンプル音源は下記
http://ask.c.u-tokyo.ac.jp/Eldiablosuelto%2018sds.mp3

日時 2009年1月14日(水) 開演18時 終演19時30分 (終演後懇
親会)
会場 東京大学 駒場キャンパス 駒場コミュニケーション・プラ
ザ南館3階 交流ラウンジ
交通 京王井の頭線・《駒場東大前》駅下車1分

定員 抽選50名 申し込み締切日1月5日(月) 当選発表1月7日
(水)
入場無料 (寄付歓迎) 懇親会費:学生1000円 社会人2000円
申し込み・問い合わせ先   arpa0114@gmail.com

告知情報は下記でも閲覧できます。
http://ask.c.u-tokyo.ac.jp/event20090114.html
  1. 2009/01/05(月) 17:49:09|
  2. イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

<南北アメリカ外交の「変革」>、「キューバ革命50年のあゆみ」。立教大学で講演会開催

立教大学ラテンアメリカ研究所の主催による公開シンポジウム、公開記念講演会が今週末と来週末行われます。

立教大学アメリカ研究所・ラテンアメリカ研究所共催公開シンポジウム
<南北アメリカ外交の「変革」>

20090105130749_00001.jpg◆1月10日(土) 17:00~20:00
会場:立教大学池袋キャンパス5号館5121教室
*予約不要・入場無料

講演
・「オバマ次期政権の対外政策──ラテンアメリカ政策を中心に歴史的視点からの考察」
   広島市立大学国際学部教授 上村直樹
・「ラテンアメリカの政治変革──左派政権の挑戦と課題」
   筑波大学大学院人文社会科学研究科教授 遅野井茂雄
討論
   司会:立教大学文学部教授 林みどり

立教大学ラテンアメリカ研究所主催
<キューバ革命50周年記念公開講演会>

20090105130749_00002.jpg
◆1月17日(土) 14:00~17:00
会場:立教大学池袋キャンパス8号館8304教室
*予約不要・入場無料

基調講演
・「キューバ革命50年のあゆみ」
   神奈川大学教授 後藤政子
対談
   後藤政子×伊高浩昭(ジャーナリスト)

お問い合わせ:立教大学ラテンアメリカ研究所(03-3985-2578)

  1. 2009/01/05(月) 15:33:51|
  2. イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0