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動画で先行して聴くカエターノ・ヴェローゾ新作『Zii e Zie ジー・イ・ジー』

 カエターノ・ヴェローゾ『Zii e Zie ジー・イ・ジー』。ユニバーサルからの国内盤発売は、4月15日が予定されています。まだアルバムの試聴はできませんが、カエターノのブログ上で掲載している(YouTube)動画で、全13曲中10曲までカエターノがオフィシャルに発表している動画をみることができます。見られないのは、Track10、Track11、Track13の3曲です。アルバム収録順にリンクしています。

バンド:
カエターノ・ヴェローゾ:Vo、G
ペドロ・サー:G
ヒカルド・ヂアス・ゴメス:B、Rhodes
マルセロ・カラード:Dr


ziiezie.jpg


1- Perdeu (Caetano Veloso) [邦題:ペルデウ(無くした)]- dedicada aos meninos do Morro da Providência

2- Sem Cais (Caetano Veloso e Pedro Sá)[邦題:セン・カイス(桟橋のない)]

3- Por Quem (Caetano Veloso)[邦題:ポル・ケン?(誰のために?)]

4- Lobão Tem Razão (Caetano Veloso)[邦題:ロバォン・テン・ハザォン(ロバォンは正しい)]

5- A Cor Amarela (Caetano Veloso) [邦題:ア・コール・アマレーラ(黄色)]- com Moreno Veloso e Davi Moraes, Eduardo Josino e Josino Eduardo

6- Base de Guantánamo (Caetano Veloso) [邦題:バージ・ヂ・グアンターナモ(グアンタナモ基地)]- com Eduardo Josino e Josino Eduardo

7- Falso Leblon (Caetano Veloso)[邦題:ファウソ・レブロン(ニセのレブロン)]

8- Incompatibilidade de Gênios (João Bosco e Aldir Blanc)[邦題:インコンパリビリダーヂ・ヂ・ジェーニオス(天才たちの不調和)]

9- Tarado Ni Você (Caetano Veloso)[邦題:タラード・ニ・ヴォセ(おまえに夢中)]

10- Menina da Ria(Caetano Veloso)[邦題:メニーナ・ダ・ヒア(ヒアの少女)]

11- Ingenuidade(Serafim Adriano Da Silva)[邦題:インジェヌイダーヂ(無邪気)]

12- Lapa (Caetano Veloso) [邦題:ラパ]

13- Diferentemente(Caetano Veloso)[邦題:ヂフェレンチメンチ(彼らとは違って)]
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  1. 2009/03/09(月) 21:44:55|
  2. カエターノ・ヴェローゾ[Caetano Veloso]
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ジョーヴェン・グアルダJovem Guardaについて

 レビューを書くのにジョーヴェン・グアルダについて調べていたら、こんなにコアなサイトに当たりました。http://www.jovemguarda.com.br/ ジョーヴェン・グアルダ期に活躍していたアーティストをひたすら追いかけているサイトです。こんなコアなファンを生んだムーヴメントがどんなものだったのかをちょっとおさらい。
 「ブラジリアン・ミュージック」(音楽之友社、中原仁編)では国安真奈さんが、「ブラジリアン・ミュージック2001」(音楽之友社、中原仁編)では中原仁さんがジョーヴェン・グアルダを解説しています。

JovemGuardaPage.jpg

 1960年中盤、ビートルズやローリング・ストーンズの海外のロックや、ブラジルのロックのパイオニアのセリー・カンペーロの影響を受け、ロックを演奏する若い音楽家が登場してきました。彼らは、はじめ「イェ・イェ・イェ」と呼ばれていました。ロマンチックで日常的な歌詞の歌謡ロックに特徴があった。
 「イェ・イェ・イェ」という名前は、1964年にビートルズの映画「A Hard Day's Night」が公開された際に「Os Reis do ie-ie-ie(eにアクセント)(イェ・イェ・イェのキングたち)」という名前で公開されたことに由来する、とのこと。
 でも、その名前よりも同ジャンルの音楽家が出演したテレビ番組「ジョーヴェン・グアルダ」(1965~1968)の印象が強く、現在までムーヴメントの名前として「ジョーヴェン・グアルダ」という名前が残っています。
 「ジョーヴェン・グアルダ」を直訳すると、「若者のガードマン」。意味がよくわかりません。この番組名自体がどこからきたのかというと、『未来はJovem Guardaの手にかかっている」という発言から引用されたとされています。若者という意味のJovemだけでいいような気がしますが、エスコーラ・ヂ・サンバの長老たちを「ヴェーリャ・グアルダVelha Guarda」(Velhaは年老いた、の意)と呼ぶのを前提とした言い回しです。
 ムーヴメントの中心となったのは、ホベルト・カルロスとエラズモ・カルロスの共作コンビに、女性歌手のヴァンデルレア。(ヴァンデルレアが昨年リリースしたニューアルバム『ノヴァ・エスタサゥン』が良作であったことは特記しておきます)
 同番組の大ヒットで、同様の内容の番組が他局でも乱立しました。しかし、番組「ジョーヴェン・グアルダ」は68年に終了し、その時をもってムーヴメントの終了とみなすのが一般的です。70年代中盤まで続いたとする解釈もあります。

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  1. 2009/03/09(月) 18:40:04|
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