日本人タンゴダンスペア、HIROSHI&KYOKOが世界中の強豪をおさえて、
何とタンゴダンス世界選手権サロン部門で堂々優勝!!!
もちろん日本人初/アルゼンチン人以外の外国人で初!

A型インフルエンザの流行で開催が危ぶまれたブエノスアイレスのタンゴダンス世界選手権。
その第7回世界選手権で初めて日本チャンピオンが生まれた。
5年間最初は準決勝で敗退したが、翌年にはステージ第3位、サロン部門6位という実績を残したHIROSHI&KYOKO(本名:山尾洋史/山尾恭子)が今年外国人としては初めて、外国人には最難関と言われるサロン部門のチャンピオンに選ばれた。
24日から予選大会、28日に準決勝、そして、決勝は29日、往年の日本人なら誰もが懐かしむルナ・パークで行われた。ルナ・パークといえば、1954年11月26日、日本人初のボクシング・フライ級王者、白井義男がアルゼンチンのパスカル・ペレスと戦って判定負けした、有名な一戦が行われた場所だ。白井はその2年前、ダド・マリノに勝って世界王者になったが、ここルナ・パークで54年に判定負け、その後行われたリターン・マッチは日本のテレビ史上最高、96%という視聴率を記録したが、それも負けて引退に追い込まれたスーパー・スターだ。ルナ・パークは、もともとスポーツの殿堂で、日本でいうと武道館の様な存在。収容人員6,000人強で、ブエノスのセンターにある。
今年のタンゴダンス世界選手権はインフルエンザの流行で中止も考えられたが、一応流行に落ち着きが出始めたので開催に。結局世界25ヶ国から427カップルが参加して行われた。
HIROSHI&KYOKOは、予選1位、準決勝2位の好成績で通過したが、決勝では数多いライバルを抜いて、外国人としてははじめて、サロン部門のチャンピオンに輝いた。日本のタンゴ・ダンスは、ステージ・タンゴから入った人が多いせいか、サロン・タンゴの部門はなかなか難しいと思われてきた。が、一昨年世界大会に登場して風穴を開けたのがHIROSHI & KYOKOだった。HIROSHI & KYOKOは、2006年アジア大会の準チャンピオンに輝いたが、世界大会ではファイナリストに残ることもできず、そのままアルゼンチンに1年間以上残って大研究、翌年の世界大会では見事ステージ部門3位、サロン部門6位を射止めて世界の注目を集めたカップルだ。
この日、28日に行われた準決勝を勝ち抜いた43組に、ここブエノスアイレスで5月に行われたブエノスアイレス選手権大会のアダルト部門、シニア部門で優勝した2カップルを加えた45組で争われた。
昨年からアルゼンチンにやってきて、アルゼンチン人と組んだYURIKO TUNEHIRO & ROBERTO MONTENEGRO組も第5位に入賞するなど、日本勢の活躍が目立った大会となった。31日には、同ルナ・ パークでステージ部門の決勝大会が行われる。
http://www.latina.co.jp/topics/topics_disp.php?code=Topics-20090830183127
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