カメラマン・菊地昇さんの素晴らしい写真とともに、僭越ながら、駆け足で初日公演をレポート!

1年半ぶりにその姿を見せてくれた、マエストロ・パブロ・シーグレルとトーキョー・ジャズ・タンゴ・アンサンブル(以下TJTE)。万雷の拍手でご来場の皆さんが迎えてくれました。1曲目は昨年と同じく、アストル・ピアソラの名曲、「ミケランジェロ 70」! 高揚感と疾走感で、唯一無比の四重奏の世界に、聴衆を一気に引き込みます!
マエストロとの共演も2年目を迎え、盤石にして鉄壁のアンサンブル、そして予測不能にして流麗な即興を聴かせてくれたTJTE。メンバーはもちろん、

鬼怒無月(ギター)

西嶋徹(コントラバス)

北村聡(バンドネオン)の3人。四重奏としてのアンサンブルの成熟度は、昨年を遙かに上回る、とご来場の皆さまから数多くの賞賛の声をいただきました。

シーグレルもアンサンブルの成熟に満足するかのように、1曲ごとに自然と親指が立っていました。一部は全7曲!昨年の公演の流れを踏襲しつつも、四重奏としての進化をこれでもかと見せつけてくれました。そして、怒濤の二部へ……。
二部の開始2曲は、エレキからガットに持ち替えた鬼怒無月のギターと、マエストロ・シーグレルのデュオからスタート!

2人の笑顔が、全てを表しています! 会場アンケートやTwitterからは、このデュオへの賛辞で溢れていました。
再び四重奏に戻り、数曲演奏した後に、この夜のスペシャルゲスト、梅津和時さんが登場!!!!!!

曲はシーグレル作「ブエノス・アイレス・レポート」。昨年もこの四重奏で演奏された曲ですが、編成が変わったことでアンサンブルの奥行きは無限大に。
つづいて、TJTEとして初演のシーグレル作「ブルース・ポルテーニョ」と、ラストはピアソラの「チン・チン」。怒濤の即興対決、丁々発止のインプロの掛け合いに……!



割れんばかりの拍手!拍手!拍手!
一部曲目を書きましたが、なんと!大阪公演と最終公演では、浜離宮公演とはレパートリーが変わる予定とか!?
浜離宮にいらしていただいたお客様も、何度でも足を運んでください!
残るチャンスは、あと2回!パブロ・シーグレル・ミーツ・トーキョー・ジャズ・タンゴ・アンサンブル、お見逃しなく!
11/12(月)ビルボードライブ大阪
1stステージ open 17:30 / start 18:30
2ndステージ open 20:30 / start 21:30
11/21(水)有楽町朝日ホール
open 18:00 / start 18:30
http://www.latina.co.jp/ziegler/2012/
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