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サンティアゴ・バスケス=芳垣安洋『Anima Mundi/PRIMER ENCUENTRO』

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Anima Mundi (Vazquez-Yoshigaki project)『PRIMER ENCUENTRO』
No : EWGL-0010 Price : 2500円(税込み) Release : 2007/3/14

 ROVOやVincent Atmicusで活躍する現在日本最高最強のドラマー/パーカショニストの一人の芳垣安洋。芳垣が、「数年来刺激されている」というアルゼンチン在住のパーカッショニスト=サンチアゴ・バスケスが昨年夏に来日した際に、バスケスを迎え入れ行ったパーカッションを中心とした“芳垣=バスケス”即興アンサンブルの成果が本アルバムだ。
 芳垣は本セッションに際し、盟友パーカショニスト2人=岡部洋一、高良久美子を招き入れ、4人のパーカッショニストの即興空間を作り上げ、そこに曲によって内橋和久、GOMA、アレハンドロ・フラノフがパーカッション以外の楽器で彩りを加えている。
 これまでにも何度か、日本のJAZZも現代音楽も標榜しない即興音楽家たちと“アルゼンチン音響派”の面々は共演作を残しているが、本作が特殊なのは、パーカッションという自由度の高い楽器が主体となっているところだ。何らかの特定の音楽からの影響を感じない、世界のどこにもない即興音楽世界を作り上げている。

 バスケスと芳垣。旧来の打楽器奏者という枠からかなり自由でいようとする打楽器奏者の2人であるが、それぞれどんな姿勢で旧来の枠から自由でいようとしているのかインタビューから拾ってみたい。(インタビューは『パーカッション・マガジン 第1号』より引用)

[サンティアゴ・バスケス編]
●(金物類をあまり置かないのはなぜですか?)
サンティアゴ・バスケス「以前はもっとシンバルを使っていました。けれどもモノ・フォンタナと演奏したときに、彼はとても面白い視点を持っている人なんですが、私がシンバルを叩くたびに、“シンバルはとてもいいけど、いけにもという感じだ。シンバルを叩けば合うということはわかる。でも他の方法をやってみたらどうだい”と言うんです。それでシンバルを置かないようにしたんですが、とても面白い音の探究になりました。シンバルはドラムでよく使うものです。ジャズや他の方法でも。ただ、打楽器でシンバルを使うのは、精製され、加工された感じというか……例えば黒砂糖と白砂糖がありますが、私はもっと黒砂糖を探しているのです。それぞれの楽器の原始的な価値と、もともとの音楽の演奏方法を自分のものにしようとしているのです。でもドラマーがやりそうな方法でやるのはいやなんです。だからわざと、ドラマーがやりそうな音(ハイハットの音を口で真似ながら)をやらないようにしています。シンバルがなければ、他の方法で打楽器の音を創造しなければいけないということがわかります。これは大きな自己挑戦ですね」


[芳垣安洋編]
●(民族楽器には伝統的な使い方というのがあると思うのですが、Vincent Atmicusで使う場合は、用途としてちょっと違いますね。そのへんのアイディアというのは、実際に楽器を使っていて浮かんでくるんですか?)
芳垣安洋「やっぱり音色からくるものとか、楽器の安定感とか……それは大きい。Vincent Atmicus というのは、決して民族音楽をやるためのバンドではないんですけど、そういうものからインスパイアされたものを形にしていきますね。楽器によっては伝統的な奏法で鳴らさないといけないものもあって、そういう楽器を使うときは、それをそのままはめ込んだりはしますけど。やっぱり自分達の音楽っていうのをやりたいから。もちろん、トラディショナルなものというのも、すごく好きなので、家では聴いたりしてますけど。でも、それをそのままやるのは、僕の音楽じゃないと思っているし。」
●(では、パーカッションの魅力とは、どんなところにあると思われますか?)
芳垣安洋「誰でも音が出せるんですよね。ルールもあれば伝統的なものもあるんだけれど、そういうものと関係ないところで音が出せる。もちろん、ルールの上でやりたいって人は、そこを磨いていく手もあるんですけど、他の楽器よりも自由な気がします。あと、いわゆる楽器じゃないものを叩いても音を表現できるじゃないですか? 何でも音楽になる可能性ってあるから、それはやっぱり打楽器だからっていう解釈できるし。まあ、自分が納得する音を出すのは難しいですけどね。そのためには練習が必要で。どう違っていくかっていうのはやり続けなければいけないんでしょうね」


 上記のような根っから独創的な打楽器奏者2人の共演は『Anima Mundi (Vazquez-Yoshigaki project)/PRIMER ENCUENTRO』の中で、かなり充実した成果として結実している。近年の即興を標榜する音楽の中でも、突出した出来だ。即興アンサンブル空間をもプロデュースできるミュージシャンとして、芳垣はますますシーンの中心人物になっていくに違いない。

『Anima Mundi (Vazquez-Yoshigaki project)/PRIMER ENCUENTRO』参加ミュージシャン:
内橋和久 /guitar,daxophone on1,2,4,8
GOMA/didjeridoo on 3,7,9
Alejandro Franov/piano,key,sytar,wood flute,voice,dance on 1,2,3,4,5,6,7,8
岡部洋一 /conga,bougarbou,tinbau,cajon,shaker,triangl,caxixi,cymbals,?talking drum, beans,etc. on 1,2,3,4,5,6,7,8,
高良久美子/vibraphone,antique cymbals,bass marimba,?slit drum,engelhart,shaker,kalimba,tube horn,etc. on all tracks
芳垣安洋 /drums,surdo,tambourin,talking drum,cymbals,bells, tinking bowl,?berimbau,kalimba,caxixi,shaker,toys,voice,etc. on all tracks
Santiago Vazquez/cajon,tabla,bombo,tambourin,kalimba,berimbau,gongs,?tinking bowls,slit drum,caxixi,toys,horn,plant,voice,etc. on all tracks

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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

  1. 2007/03/15(木) 01:03:14|
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