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Blog Latina [ブログ・ラティーナ]

月刊ラティーナを発行する(株) ラティーナの情報発信用ブログ!

おすすめのアルゼンチン盤(ポピュラー・ミュージックより)

 最近入荷したアルゼンチンのポピュラー音楽の新作の中から、おすすめのものをピックアップしてみました。
 月刊ラティーナ本誌には、アルゼンチンのポピュラー・ミュージックの新しい動きに注目した栗本斉さんの連載「オーガニック・アルヘンティーナ~コンテンポラリー・フォルクローレの世界~」を好評掲載中です。
 そちらの方もぜひ参考に!!!

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『MARIA ELIA=DIEGO PENELAS/ATAJO(マリア・エリア=ディエゴ・ペネラス/近道)』
http://www.latina.co.jp/html/webshop/new_info_list.php?code_scd=IND%20MD001

●Track1近道 Track2あるいは一節のビダーラ Track3サンタ・テレサ Track4ミミズの間に Track5仕事 Track6砂糖の錨 Track7奇跡のカーニバル Track8他の質問 Track9引き潮 Track10満ち潮 Track11星座
●マリア・エリア(歌)、ディエゴ・ペネラス(ギター、歌)

 アカ・セカ・トリオ等注目の若手を多く輩出するF.タレス主宰Imaginary South Recordsレーベルよりまた新たな逸材が登場。マリア・エリアとディエゴ・ペネラスのデュオで、2人はブエノスアイレスの音楽学校で知り合った仲間で、マリアは現代フォルクローレ歌手のシルビア・イリオンドに歌唱を学び、更にクラシックの声楽も本格的に勉強したり、タンゴバンドでのボーカル参加経験もある実力派。ディエゴは左利きのギタリスト、コンポーザー、ピアニストで、トゥクマンのベテランギタリスト、フアン・ファルーや、エントレリオス州出身のマルセラ・パッサドーレ、カルロス・アギーレなど現代フォルクローレの優れたアーティストとの共演経験も多く、楽曲を多数提供するなど注目すべき若手。近年のアルゼンチン・フォルクローレに共通するモダンなサウンド、独特の浮遊感と美しいハーモニー、垢抜けた都会的サウンドと民族的リズムの調和が実に美しい秀逸アルバム。アートで温かみあるジャケットのオブジェはディエゴの父ウーゴ・ペネラスの作。(07年9月号掲載 texto por タニィ)
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『JUANITO EL CANTOR/12 CANCIONES DE AMOR Y UNA VOTELLA DE VINO(フアニート・エル・カントール/12の愛の歌と1本のワイン)』
http://www.latina.co.jp/html/webshop/new_info_list.php?code_scd=IND%20JEC001

●Track1黄色 Track2ああ、私の雀 Track3明かりはどこ? Track4おもちゃ屋のワルツ Track5私の頭にしずくが落ちた Track6ボレロ Track7お土産 Track8一輪の花 Track9俳優になりたい Track10遅かった Track11小さい星たち Track12最後の歌 Track13シャンソン
●フアニート(歌、ギター)、ギジェルモ・ベレスニャク(ピアノ、コーラス)、他

 ここ最近、現代のパジャドールさながらにギターを背負った若手シンガーソングライター達の活躍が目立つブエノスアイレス・ポップス音楽シーン。その中でも異彩を放つのが「歌い手フアニート」ことJuanito el cantorだ。本名フアン・イグナシオ・セラーノはブエノスアイレス州カステラル出身で、本作が1st.アルバムとなる。40曲近くデモを作った中から選りすぐりの13曲を収録、アルバムコンセプトはTrack4に代表される「子どもの視点」。幼き頃大切だったものを取り戻そうと意味を込めて、楽しかった子ども時代を髣髴させるような無邪気なサウンドづくりや遊びが散りばめられ、なんだかほっとさせられる。その反面、強い調子のボーカルとギターに時折エゴイスティックなほどの強い個性も顔を覗かせる。彼自身、絵を描くこと鑑賞することが好きで、CDジャケットやインターネット上で見られるPV、ライブ映像のバックにイメージイラストを配し、トータルにフアニートのめくるめく世界を展開。ちらりと見せる緻密で美しいサウンドに将来性を感じさせる。(07年8月号掲載 texto por タニィ)
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『KEVIN JOHANSEN=THE NADA/LOGO(ケビン・ヨハンセン=ザ・ナダ/ロゴ)』
http://www.latina.co.jp/html/webshop/new_info_list.php?code_scd=SB%208869710096

●Track1ロゴ Track2昨日の夜、君の夢を見た Track3スーザン・サレンダー Track4その月光 Track5カーニバルの亡霊 Track6ファニィ・フェイス Track7ロード・ムーヴィー Track8MP3のソン Track9ハンモック Track10ポル・ラス・ルアス・ペラス・カジェス Track11チカ・ロリンガ Track12S.O.S.タン・ファッション Track13オー・マイ・ラヴ、マイ・ラヴ Track14みんなが言う Track15ポルト・アレグレの月 Track16酔っ払い女の友情 Track17クリシェ・ラティーノ、クリシェ・グリンゴ

 モスカ(ブラジル)、ホルヘ・ドレクスレル(ウルグアイ)、ケビン・ヨハンセン(アルゼンチン)をして、南米の中堅 "SSWトライアングル" とは、僕が勝手に呼んでいるのではなく、3人個々の音楽に触れたことがある人で、普遍的な魅力を備えた歌を作り歌うSSWだという共通点を感じている人は少なからずいる。そんで、その一角を担うケビンの新作『ロゴ』(2002年以来5年ぶり!)は、間違いなく彼の最高傑作。「良くわからないけど良い作品で悔しい!!!」という思いに駆られるということは年に数回しかないが、僕は今そんな思いに駆られている。ルンバやミロンガ、チャカレーラ、クンビア、ボレロ etc…、かの地に根ざしたリズムを巧みに取り入れながらも「捉えどころがない」タイプのミュージシャンだと思っていたケビンが、ケヴィン流にストレートな、思いと才能に溢れた作品を届けてくれた。モスカもTrack10で参加し、ロッキンなVoで花を添える。(07年8月号掲載 texto por 花田勝暁)
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『SEMILLA(セミージャ)』
http://www.latina.co.jp/html/webshop/new_info_list.php?code_scd=UN%201724780

●Track1新しい歌 Track2チャカレーラの道 Track3ラ・ペニェーラ Track4魂の歌い手 Track5小さな光 Track6一つの色 Track7裏切りのチャカレーラ Track8黒くぬれ(ローリング・ストーンズ曲のガト・バージョン) Track9今日は燃えている Track10見てごらん Track11気づかずに Track12帰ってくる
●歌と演奏:バルバラ・パラシオス(歌・ギター)、フアン・カバジェーロ(歌・ギター)、カミーロ・カラバハル(ボンボ、ドラムス)、レアンドロ・ブラシオ(ピアノ、ハモンド他)、ガブリエル・ロッカ(ギター、ベース)
●プロデュース:グスタボ・サンタオラージャ

 グラミー賞にもアカデミー賞にも常連。破竹の勢いとはこのことだろうという活躍ぶり。率いるエレクトロ・タンゴのバホフォンドの新作『Mar Dulce』も世界中で好評で、日本国内盤発売も決定。そんなグスタボ・サンタオラージャが才能を見込んで自分からプロデュースを申し込み、自分が演奏にも参加してしまう新人バンドがいる。それが本作が1stアルバムとなるバンド、セミージャだ。自分たちの音楽を、アスファルトのフォルクローレだと表現する。土地の音楽の栄養を十分に吸収して育ちながら、同時に世界中のロック/ポップにも万遍なく影響を受けた彼らが作った1stアルバムは、至ってオリジナルでオルタナティブな音楽が鳴らされ、ソングライティングの中心で紅一点のVoバルバラには、パンク・ロック史の女帝パティ・スミスを彷彿させる程の才能を感じた。グスタボも大絶賛、今後世界規模で人気集めるであろう逸材バンドがデビュー。(07年10月号掲載 texto por 花田勝暁)

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『SILVINA GARRE/EL DESEO(シルビーナ・ガレー/エル・デセオ〔希望〕)』
http://www.latina.co.jp/html/webshop/new_info_list.php?code_scd=AQ%20146

●Track1よい時代 Track2壊れるまで Track3空中の硬貨 Track4キス Track5旅 Track6私に出来ること Track7私がどこにいても Track8貴重な石 Track9奇跡の時代 Track10誰か Track11絵描きさん Track12地平線の後ろに
●歌:シルビーナ・ガレー
●演奏:マルセロ・ピロット(キーボード)、ディエゴ・クレメンテ(ギター)、パトリシオ・ムルフィ(ベース)、ジョナタン・スセール(ドラムス)

 フアン・カルロス・バグリエット、フィト・パエスらとの活動で1980年代初頭に頭角を現したロサリオ出身のシンガー・ソングライター、シルビーナ・ガレーの新譜。これで自己名義のアルバムは9枚目(1989年のバグリエットとの共演アルバムを含む)らしいが、前作「私たちの聖なる言葉」から実に12年ぶりのアルバムとなるそうだ。カエターノ・ヴェローゾの本の中で「最もカエターノ作品をうまく歌う女性歌手の一人」に挙げられているそうだが、確かに安定感ある歌唱、力まずさわやかな歌声はベテランらしい。ディエゴ・クレメンテのシンプルな伴奏もそつなく、良質のポップス・アルバムとなっている…のだが、きれいに出来すぎていて、やや引き込まれるものに欠けている感じもしなくはないが、ポップスとしての完成度は高い。カルロス・バレーラ作の1曲をのぞいてすべて自身の作品。(07年10月号掲載 texto por タニィ)

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『LA BOMBA DE TIEMPO/ラ・ボンバ・デ・ティエンポ』
http://www.latina.co.jp/html/webshop/new_info_list.php?code_scd=MAP%20179

●Track1短波 Track2開かれた道 Track3テキーラ・チャンピオン Track4三つの羽 Track5皮付きアサード(パート1) Track6皮付きアサード(パート2) Track7ソロ・エス
●演奏:14名の精鋭若者集団(小タンボール、ジェンベ、タンボール・レピーキ、タンボール・ピアノ、スルド、トランペット、グアンチャ、カンパーナス、くり抜き木胴、バター・イヤー、サバル、セミージャス、クラベス、カカバス、キント、他)
●主宰・指導:サンティアゴ・バスケス

 サンティアゴ・バスケスが主宰の『ラ・ボンバ・デ・ティエンポ(時限爆弾)』は、実験的な即興演奏を繰り広げ、進化し続ける打楽器集団。10数名のメンバーにはリリアナ・エレーロと共に去年来日したマリアノ・カンテーロ、シルビア・イリオンドのバンドメンバーでもあるマリオ・グッソ、著名アーティストと多数共演経験のあるベテラン奏者アレハンドロ・オリーバ等、実力派レギュラー陣を主軸にバスケスが指揮をとる。現地アルゼンチンでは毎週定期ライブを開催、ジャンルを超えた豪華ゲストを招いて音楽的バトルロイヤルといえる刺激的セッションを行っている。カリブ海・中南米の様々なリズムをベースにしたアグレッシブな演奏が特徴。ウルグアイのカンドンベ太鼓3種とジャンベやスルドにパーカッションやトランペット等の演奏に、観客の声援や手拍子、口笛なども一体化させている。本作は7曲全てオリジナルの最新ライブ盤。各曲解説も記載されておりその内容を深く知ることが出来る。演奏はインターネット上で見ることも可能だが、ぜひDVDとしてほしいところだ。(07年10月号掲載 texto por タニィ)

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『TUMBATU CUMBA/トゥンバトゥ・クンバ』
http://www.latina.co.jp/html/webshop/new_info_list.php?code_scd=FF%20034

 5年ぶりのオリジナル・アルバムは、ラテン音楽の見本市のような内容の力作。ブラジル、キューバ、ペルーなどで発展したアフロ・ミュージックからの影響を見せつつ、タンゴやミロンガで自国のリズムをプレゼン。マガリのパーカッションと、セバスティアンのエレクトリック・ベースによるリズム隊がとにかく腰に来る。アルゼンチン的なフォルクローレ色は少ないが、ラテン・アメリカのフォルクローレ集大成といってもいいだろう。(07年9月号「オーガニック・アルヘンティーナ」掲載 texto por 栗本斉)

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  1. 2007/09/21(金) 21:38:57|
  2. 商品紹介[アルゼンチン_ロック/ポップス]
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