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第7回ラテングラミー2006[プロデューサー]

 第7回ラテングラミー2006のプロデューサー部門で、年間最優秀プロデューサーを受賞したカチョーロ・ロペスについて紹介します。

◆Producer Of The Year◆
Cachorro Lopez
受賞Cachorro Lopez
 該当作品 『Christian Castro/Dias Felices』『Diego/Diego』『Belanova/Dulce Beat』『Julieta Venegas/Limon y Sal』『Vanessa Colaiutta/Vanessa Colaiutta』

ノミネート Cesar Camargo Mariano
 該当作品 『Gal Costa/Hoje』
ノミネート Moogie Canazio
 該当作品 『Francis Hime/Arquitetura Da Flor』『Margareth Menezes/Pra Voce』『Maria Bethania/Que Falta Voce Me Faz』『Simone/Simone - Ao Vivo』
ノミネート Lenine, Maria Rita
 該当作品 『Maria Rita/Segundo』
ノミネート Gustavo Santaolalla
 該当作品 『Cafe De Los Maestros/Cafe De Los Maestros』『Flor/Flor』『Javier Casalla/Javier Casalla』『Bersuit/Testosterona』

 セザール・カマルゴ・マリアーノ(Cesar Camargo Mariano)、モーギエ・カナジオ(Moogie Canazio)、レニーニ&マリア・ヒタ(Lenine, Maria Rita)、カチョーロ・ロペス(Cachorro L?pez)、 グスタボ・サンタオラージャ(Gustavo Santaolalla)がノミネートされたラテングラミー2007の年間最優秀プロデューサー部門。年間最優秀プロデューサーに選ばれたのは、カチョーロ・ロペスCachorro Lopezであった。
 選考に該当した作品は、『クリスティアン・カストロ/ディアス・フェリセス(Christian Castro/Dias Felices)』『ディエゴ/ディエゴ(Diego/Diego)』『ベラノバ/ドゥルセ・ビート(Belanova/Dulce Beat)』『フリエッタ・ベネガス/リモン・イ・サル(Julieta Venegas/Limon y Sal)』『バネッサ・コライウッタ/バネッサ・コライウッタ(Vanessa Colaiutta/Vanessa Colaiutta)』の5作品。
 アルゼンチン出身のカチョーロ・ロペスは、1980年代に大活躍したロック・バンド、ロス・アブエロス・デ・ラ・ナーダ(LOS ABUELOS DE LA NADA)のベーシストとして活躍した。カチョーロ・ロペスが、在籍していた際の同バンドのメンバーは、ミゲル・アブエロ(Miguel Abuelo)(ヴォーカル)、カチョーロ・ロペス(ベース)、グスタボ・バズッテリカ(Gustavo Bazterrica)(ギター)、ポロ・コルベージャ(Polo Corbella)(ドラム)、ダニエル・メリンゴ(Daniel Melingo)(サックス)、アンドレス・カラマーロ(Andres Calamaro)(キーボード)。黄金のラインナップだった。大スターとなったアンドレス・カラマロとは、カチョーロ・ロペスがプロデューサーとして参加し、現在ニュー・アルバムを制作している。
 受賞式で、カチョーロ・ロペスは、同じく同部門にノミネートされていたアルゼンチン出身の近年の活躍著しいグスタボ・サンタオラージャとともにステージに上った。受賞について、以下のようにカチョーロ・ロペスは、コメントしていた。「ノミネートされただけで、すごく嬉しかった。本当に、本当に、受賞を期待してなかった。受賞は、大変意義のある作品のおかげだよ。」
 カチョーロ・ロペスの今回の受賞の決め手となった作品は、ラテングラミー2007でロック部門の最優秀オル タナティヴ作品に輝いた『フリエッタ・ベネガス/リモン・イ・サル』だったようだ。同作は、批評家からの好意的な批評とともに、高セールスも記録し、同作からのシングル曲「メ・
ボイ(Me voy)」は、今年の春にスペイン語圏諸国で、もっとも耳にされた1曲であった。
グスタボ・サンタオラージャとカチョーロ・ロペスは、ともにプロデューサーとしての道を歩んできた。「グスタボと僕は、現在でも交流している。僕らには、たくさんの共通点があるんだ。2人ともロック畑の出身だしね。僕らは80年代にアルゼンチンロックが、とてもとても大きな影響力をラテンアメリカ圏にもっていた時に、メキシコのロックをプロデュースし始めた。」
 プロデューサーとしての活動をする前に、1人の演奏家としても多くの活動をしている。「僕はやりたがりなんだ。音楽に関わるんであれば、様々なプロジェクトに参加してきた。」近年は、キーボーディストでアレンジャーのセバスティアン・ショーン(Sebastian Schon)と、エンジニアのフアン・ブラス・カバジェーロ(Juan Blas Caballero)と共同で制作することが多い。
 アレンジの方法については、こんな風に言っている。「アレンジに入り込んでいって、不足していると感じたり、必要だなあと感じた時に手を加えていく。アレンジは、培ってきた音楽的素養から生まれてくんだ。」
 現在カチョーロ・ロペスは、アルゼンチンの若手ロックバンドのミランダ(Miranda!)のニュー・アルバムと、アンドレス・カラマーロのニュー・アルバムの制作に取りかかっている。アンドレス・カラマーロは、近年リト・ネビア(Litto Nebbia)との制作が多かっただけに、今度の作品にたいするカチョーロとアンドレスの期待も大きい。カチョーロ・ロペスの勢いは、嬉しいことにしばらく続きそうだ。


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  1. 2006/11/07(火) 20:05:06|
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