
『EDU KRIEGER/EDU KRIEGER』BF 817 2415円
TRACK01「シランダ・ド・ムンド」をペドロ・ルイス&ア・パレーヂとバンゲラフメンガとマリア・ヒタが、TRACK02「ノヴォ・アモール」をマリア・ヒタとホベルタ・サーが取りあげ、「この人、何者?」と巷で静かな話題を呼んでいるコンポーザーがベールを脱いだ初リーダー作。7弦ギターを弾いて歌う33歳のカリオカだが、これまでにゼー・ハマーリョ、エルバ・ハマーリョ、本作でTRACK06「テンポライス」を共作しているジェラルド・アゼヴェドらと共演し、ファラマンサやハスタペといった新世代フォホー・バンドに曲を提供してきたことからもわかるように、北東部音楽の要素も強い。ここでもサンバと北東部成分の混じり具合が絶妙で、リズム・センスに優れたメロディー・メイカーであるだけでなく歌詞も味わい深く、中でも長編のTRACK14「デウス・コンセルヴィ・プラ・センプリ・メウ・ボン・センソ・テンペラード・ピターダス・ヂ・ロウクーラ」は圧巻。歌に関しては、あともう一味ほしいところだが、アコースティックな音とプログラミング音との自然な同居が新世代ならでは。今後、チェック怠るべからずの逸材だと思う。〔月刊ラティーナ07年12月号掲載 Text:中原 仁〕
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