フォルクローレをテーマに活動を続けるスーパーベーシストのウィリー・ゴンザレスの参加作品2作が入荷しました。ラティーナの栗本斉氏による連載「オーガニック・アルヘンティーナ」08年1月号掲載分で紹介されていたミュージシャンです。

月刊ラティーナ08年1月号32P&33P

『WILLY GONZALEZ CUARTETO/AGUA』MDR 1467 2520円
アコーディオンやパーカッションがせせらぎのように現れ、ベース音が浮遊する「Senorita」から始まる今作は、ウィリーの目指す音作りの到達点と言えるだろう。自身のヴォーカルを図太いベースとカホンに乗せ、ペルーのリズムを大胆に導入した「Papa Blanco」や、セバスティアン・ビジャルバの清涼感あるヴォーカルをフィーチャーしたボリビア民謡の「Minerito」など、アルゼンチンの枠を超えたスケール感にも圧倒される。[ラティーナ08年1月号掲載 texto por 栗本斉]

『JUAN FALU - WILLY GONZALEZ - RODOLFO SANCHEZ』 MDR 1477 2310円
今年、生誕百年を迎えた巨匠A.ユパンキと同じペルガミーノ出身で、早くから伝統的フォルクローレを現代のアプローチで表現し続けているベーシスト、ウィリー・ゴンサレス。最新CDとなる本作では、エドゥアルド・ファルーの甥でフォルクローレの名ギタリスト、フアン・ファルーと、ベテラン・パーカッショニストのロドルフォ・サンチェスとのトリオによる、渋さと男気漂うインスト・フォルクローレ集。最近多くの歌手に歌われているF.ファルーのチャカレーラやビダーラ、現代色をにじませたW.ゴンサレス作のサンバ3曲のほかに、近年再評価著しいC.レギサモンの②や伝承曲⑦など計10曲を収録。両ベテランと相対峙するウィリーは臆する事なく、逆に良い意味で先輩たちを牽引しているのが印象的。この新たなトリオの演奏は、3人3様以上の相乗効果が発揮され、誰が主役でもないまさに〈共演盤〉として、唯一無二なものに仕上がっている。曲のセレクトも激渋!![ラティーナ08年3月号掲載 texto por タニィ]
http://www.willygonzalez.com/
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