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Blog Latina [ブログ・ラティーナ]

月刊ラティーナを発行する(株) ラティーナの情報発信用ブログ!

ブラジル盤紹介_1/2

 月刊ラティーナ6月号で紹介したブラジル盤の中から、数点ピックアップして紹介します。今ならすぐに購入していただけるものばかりです。

『VARIOS/UM CANTINHO UM VIOLAO E BOSSA(ウン・カンチーニョ、ウン・ヴィオラゥン・イ・ボサノヴァ)』2625円
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[ボサノヴァの真髄に触れる新録曲集]
 誕生50周年に相応しい“ボサノヴァかくあるべし”ともいうべきコンピレーション・アルバムが届いた。本来あるべき美しいものとは、まったく相反するカタチで商用乱発される米曲カヴァーのBOSSA○○○等のまがいものを静かに警告するかのような一枚に、久しぶりにペンも熱くなる。全14曲、ドラムやベースといった余計な添加物を一切排除した“声とギター”だけのミニマム・スタイル。そして、そのタイトルに示されている“部屋の片隅…一本のギター…”という「コルコバード」の詩に象徴されるオリジナルのボサノヴァにしか存在しえない美しい詩が並ぶ。そんな、ここに記録された演奏たちを聴いていると、ジョアンが「想いあふれて」~『声とギター』、そして近年そのライヴで示してくれた、ボサノヴァ本来の精神性へのオマージュを感じるだろう。最後に、この素晴らしい作品を創造したプロデューサーのジョゼ・ミウトン氏に最大の賛辞を送りたい。〔月刊ラティーナ08年6月号掲載 text by ヒロチカーノ〕

『NEY MATOGROSSO/INCLASSIFICAVEIS(ネイ・マトグロッソ/インクラシフィカーヴェイス(分類不能なもの))』3150円
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[ネイの声から透けてくるブラジル像]
 夜の森に棲まう両生類を思わせる衣裳を身につけ、ここ何年間かで積み上げたシックな素顔のイメージをあっさり覆したネイ様。カズーザやペドロ・ルイス、アルジラ・エスピンドラ&イタマール・アスンサゥン、シコ・ブアルキなどの作品を自在に取りあげ、キーボードにセコス&モリャードス時代の同僚エミリオ・カヘーラを迎え、ポップでロックでアダルトなブラジルをたっぷり聴かせてくれる。このアルバムには同名のツアーが先行し、音楽そのものにもまして、ステージで裸体をさらして着替えたりといった挑発的なネイ・ワールドが、大変な話題を呼んだとか。タイトルの「類別不能なもの」は、収録されているアルナルド・アントゥニスの曲から採られているが、ネイ本人を指した言葉ではなく、ブラジルを意味しているとのこと。類別を超越したところに残る枠「ブラジル」の今を、年齢も性別もジャンルも超越したネイの声で。ゴージャス。〔月刊ラティーナ08年6月号掲載 text by 国安真奈〕

『MOINHO/HOJE DE NOITE(モイーニョ/オージ・ヂ・ノイチ)』2625円_Moinho.jpg
[要注目の1stアルバム]
 元バンダ・エヴァの歌手、エマヌエリ・アラウージョ。マリーザ・モンチのツアー(『グレート・ノイズ』)や故カシア・エーレルのバンドに参加し、リーダー作も出している女性パーカッション奏者/歌手のラン・ラン。80年代中盤からカエターノのバンドに参加、90年の初来日公演にも同行したギタリストのトニ・コスタ。バイーア出身の3人がリオで結成したバンドの、プロデューサーにベルナ・セッパスとカシンを迎えたファースト・アルバムだ。アシェーではなく、バイーアのサンバにロックを取り入れたサウンドが特徴で、サルヴァドールのペロウリーニョと現在の拠点であるリオのラパが合併したような、ちょっぴりレイドバックしたライヴ・バンドのノリがとても楽しい。トンガリ感はそんなにないけどカイミの名曲「サウダーヂ・ダ・バイーア」なんて実に独創的なカヴァー。他にありそうでなかった、同時にどこか懐かしさを感じさせる音にハマってます。〔月刊ラティーナ08年6月号掲載 text by 中原 仁〕

『TIMBALADA/AO VIVO(DVD)(チンバラーダ/アオ・ヴィーヴォ(DVD))』
3675円
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[チンバラーダ初のDVD]
 チンバラーダ、15年に及ぶキャリアでなんと初めてのDVD作品。初期から近年までのレパートリーからイイトコ取りの全22曲にクリップ2曲のお得盤。ブラウン将軍が2曲でゲスト参加し、打楽器メンバーがラップで加わるほかは、新ヴォーカルのデニーが一人で歌いまくっている。Tシャツとデニムをヨレっと着こなす優男は新生エヴァのサウロにも通じる雰囲気で、渦巻ペインティングやジャンクを流用した従来の近未来的トライバル趣味とはやや異質だが、カジュアルでヤング&フレッシュな路線も十分にアリ。Track4「30分」のカポエイラの動きも俊敏。ダンディな白シャツ白帽子のブラウン将軍が歌うTrack3「アシャンス」は70年代アフロ・バイーアの至宝チンコアンスのナンバー。ガチな演奏は勿論、大会場だがギミックなしのステージは親密感が高く、客席のalegriaな感じもはっきり伝わる。〔月刊ラティーナ08年6月号掲載 text by 輪島裕介〕

『VARIOS/BELEZA PURA(ベレーザ・プーラ【TVドラマのサントラ】)』
2625円
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[大注目のノヴァーラ・サントラ]
 ブラジルのヒットチャートを眺めてみると、放映中のノヴェーラの挿入歌がランクインしていることは、昔から変わらないことだ。テレビ・グローボが月曜日から土曜日の午後7時過ぎから放映している1時間ものの連続ドラマは、視聴率の善し悪しがニュースになるくらい一般のブラジル人は観ているし、その影響力は計り知れないものだといえる。だから挿入歌がヒットする仕組みなのだ。2月から放映スタートした『ベレーザ・プーラ』のブラジル国内のアーティストによる挿入歌を集めたのが本作。初出の楽曲も多く、ブラジル音楽ファンにとっても要チェックの内容となっている。カエターノ・カヴァーでスカンキによる爽快なロックナンバーになったTrack2「ベレーザ・プーラ」は、現在ヒット中。また、テレーザ・クリスチーナとセウ・ジョルジによるTrack7「放っておいて」も聴けるのは、今のところ本作のみとなっている。とにかく旬な物を聴きたいという方には格好のCDだ。〔月刊ラティーナ08年6月号掲載 text by 堀内隆志〕

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テーマ:ラテン、ブラジル、ボサノヴァ、フォルクローレetc. - ジャンル:音楽

  1. 2008/05/27(火) 16:45:29|
  2. 商品紹介[ブラジル]
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