Leo Cavalcantiレオ・カヴァルカンチは、本当に才能豊かな、24歳のミュージシャンだ。現在の活動の拠点はサンパウロ。
「Jornal do Brasil」紙が09年の活躍が約束されたアーティストとしてレオを紹介した。
アドリアーナのファンの人で、「Cavalcanti」という名前に見覚えのある人もいるかもしれないのだけれど、レオ・カヴァルカンチはアドリアーナが作品をよく取り上げるトロピカリア期からの作曲家/シンガーソングライターのPericles Cavalcantiペリクリス・カヴァルカンチの息子だが、ペリクリスは息子の音楽を聞いてから、友人でもあるジルベルト・ジルに、
「レオは君(ジル)の子だよ。僕のじゃない」
と言ったそうである。もちろん音楽的な意味であるけれども。
ペリクリスも素晴らしい作曲家なのは間違いないが、彼のシンガーソングライターとしての佇まいは、どこかアマチュアリズムを残したものだ。作曲やアレンジのセンスや、ギターのテクニックなどからして、よりプロフェッショナルで、かつ独創的なジルに近いと思ったということだと思う。
アドリアーナは、レオについて「レオの作品を聞いて、それから彼のライヴを見て感動したわ」と、素直に賛辞を送り、フェルナンダ・タカイも「彼の声は美しい。(多くの音楽を)広くカバーしていて研ぎすまされている。桁外れよ。すごい才能よ」と手放しの賛辞を送っている。
奇しくもこの2人は、「ブラジルディスク大賞2008」で上位2位のアーティストであり、レオ・カヴァルカンチは、日本のブラジル音楽愛好家に受け入れやすいタイプのアーティストだといえるかもしれない。
まだアルバムをリリースしていないので、彼の音楽を聞くには、MySpaceに頼ることになるが、確かに聞くことができる全曲が魅力的だ。イマジネーティヴで刺激的なポップス。超新星。
現在デビュー・アルバムの録音に集中していて、今年の後半にリリース予定だという。
「私がレオと一緒に何かを作ることは十分にありえる。でもこの才能がおもしろいキャリアを進んでいくのを見られるのが、もっとおもしろい」(アドリアーナ・カルカニョット)

父親の最新作『PERICLES/O REI DA CULTURAペリクレス/オ・ヘイ・ダ・クルトゥーラ』
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