●栗本氏がラティーナ1月号の08年ワールド年間ベストディスクで1位に挙げていた大傑作が入荷!(CD+DVD)

『スピネッタ/ウン・マニャーナ』
“SPINETTA/UN MANANA”
●曲目:CD 01:物ごい女 02:天体のすき間 03:言いたくない 04:最後の君の飛翔 05:太陽に向かう石 06:オルガのためのラヴ・ソング 07:ウン・マニャーナ 08:私の元素 09:光の男 10:窓口のとりこ 11:そよ風に目覚めて 12:夢見るために
DVD 01:私の元素 02:太陽に向かう石 03:窓口のとりこ 04:愛の街灯 05:EPK ウン・マニャーナ 06:「私の元素」メイキング
●チャーリー・ガルシアがマグマを吹き出す活火山だとしたら、奴は何が潜んでいるのかわからない底なし沼。これが、アルゼンチン・ロック最大のスター、スピネッタのイメージだ。じわりじわりと奥深い闇に引き摺り込んでいく彼の音楽は、ルー・リードやシド・バレットを引き合いに出して語りたくなるほど繊細かつトリッキーで癖になる。この新作も、前作『パン』のポップなバンド・サウンドを継承した上で、ダークなオルタナティヴAOR を紡いでいる。とりわけ「ノ・キエレ・デシール」のようなミディアム・チューンの美しさは格別。台形型にカットされた変形ジャケットや、バレンティノとダンテという2人の息子の参加も話題だが、何よりも色気に溢れた音像が強烈だ。60 年代にアルメンドラでデビューして以来数々の名作を生み出しているが、本作は彼の美学が最大級に押し出された最高傑作といっても過言ではないだろう。[月刊ラティーナ09年3月号掲載] 栗本 斉
◆ピアノソロ・アルバム珠玉の第2弾
●ビートルズ「ドライブ・マイ・カー」のカバーから始まる親しみやすい1枚。ウーゴのアグレッシブな演奏が際立つ。

『ウーゴ・ファトルーソ/カフェ・イ・バル・シエンシア・フィクシオーナ』
“HUGO FATTORUSO/CAFE Y BAR CIENCIA FICTIONA”
●曲目 01:ドライヴ・マイ・カー 02:リズム 03:U82 04:ミロンガ・エン・C 05:私の姪マベル 06:工場を生産する工場 07:カイオ 08:ボティハス 09:出発
●ビデオ・トラック:ボティハス
●演奏:ウーゴ・ファトルーソ(ピアノ、キーボード、ボーカル)、カルロス・キンターナ(ギター)Track05、オスバルド・ファトルーソ(ドラムス)Track08
●昨年来日公演も大盛況だったウルグアイを代表する音楽家・ピアニスト・コンポーザー、ウーゴ・ファトルーソのピアノ・ソロによる本作はウーゴ本人が「カフェ・バーで気らくに演奏したような雰囲気の曲集」と一昨年前秋に来日した際語っていたもので、2006 年発売ピアノ・ソロ・アルバム『Ciencia Fictiona』の第二弾にあたる。本作ではよりアグレッシブで自由なウーゴの演奏が聴け、彼の稀有な才能が再認識できると共に、温かくどこまでも軽やかで流れるような鍵盤のメロディからは彼の人柄・懐の深さまでもが伝わってくるよう。演奏の合間に聴こえる彼のハミングやコーラスから、音楽を心から愛してやまないマエストロの思いが感じられる。ロック~ジャズ~カンドンベと、どのジャンルのファンにとっても納得の一枚。ボーナス映像有り。⑤にギターのC・キンターナ、⑧に弟のO・ファトルーソがゲスト参加。[月刊ラティーナ09年3月号掲載]タニィ
◆感激のライヴ&ソーサ全貌集
●映画『チェ 39歳別れ別れの手紙』のエンディング・テーマにも取り上げられたアルゼンチン・フォルクローレ界の巨星の全貌に迫る「本(スペイン語)+CD」。

『メルセデス・ソーサ/クラリン紙コレクション4』
“MERCEDES SOSA/COLECCION CLARIN 4”
●曲目 01:チャグアンコのサンバ 02:人の大地へのセレナーデ 03:綿摘み農夫 04:ニャンガピリ 05:紙の小さなボート 06:ポルティナリのためのソン 07:鞭打つ太陽の下で 08:グリセール 09:ただ生きることだけ 10:兄弟よ、手を差し伸べよ 11:はるかかなた、昔々 12:少女時代 13:可能の歌 14:ちまたのロマンス 15:片腕のアラナ 16:酒場の歌 17:アイ・ソレダー 18:マロン(栗毛の少年) 19:わが川の漁師たち 20:スカート・メドレー
●アルゼンチン屈指の新聞社クラリンの出版による「アルゼンチン・ポピュラー音楽の偉大なアイドル」コレクションのひとつで、小型本(CDより一回り大きいサイズ)と、プレゼント(!)CDがセットになっている。本には、物語風のバイオグラフィー、インタビュー語録、アルゼンチン社会の中での彼女の活動をたどった評論、全曲の歌詞がのっている。コンパクトだが、数々の写真とともに、彼女の全貌を伝える内容の濃いものといえる。CDのほうは近年のライヴ録音から編集されていて、これも内容は濃い。共演ミュージシャンなどの記載がないのは残念だが、一般向けにはこれでいいのだろう。本がどんなによくできていても、彼女の歌声にはかなわないわけで、だからすでにCDアルバムをお持ちの方にまで押し付けはできない。でも、そうでない人、あるいは一部を持っているだけの人には、強力に推薦したい。[月刊ラティーナ09年3月号掲載]高場将美
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