リオの音楽シーンの情報を中心に、圧倒的な情報網をもつカリオカのマウロ・フェヘイラさんが選んだ名曲5曲は下記の5曲。マウロさんは、ブラジルの日刊紙「オ・ヂーア」を中心に活躍されているジャーナリストです。

01. ROSA DOS VENTOS
作者. Chico Buarque
歌い手. Maria Bethania
収録アルバム. Imitacao da vida
レーベル/リリース年. EMI/1997
ベターニアがずっと歌ってきたベターニアを代表する1曲。71年のコンサート『Rosa do ventos』を収録したアルバムよりも、こちらの『Imitacao da vida』に収録されたバージョンの方が、録音状態もベターニアの歌もずっといい。

02. VELHA INFANCIA
作者. Marisa Monte, Carlinhos Brown e Arnaldo Antunes
歌い手. Marisa Monte, Carlinhos Brown e Arnaldo Antunes
収録アルバム. Tribalistas
Artista/Grupo. Tribalistas
レーベル/リリース年. Phonomotor e EMI/2002
生まれながらのクラシック。未だに好感をもった批評の際に取り上げられる歴史的傑作『トリバリスタス』を代表する1曲。「VELHA INFANCIA」は、使い古されたいい回しやこびたメロディーに依らずとも、どんな社会階級の人にもアピールすることができることを証明してみせた好例。

03. ABSINTO
Autores(es). Fatima Guedes
歌い手. Alaíde Costa
収録アルバム. Amiga de verdade
Artista/Grupo. Alaíde Costa
レーベル/リリース年. independente/1988
1人でいるとき、できればスコッチ・ウィスキーを片手に聴いて欲しい、非常にメランコリックな曲。アライヂのこのバージョンは、演奏も歌も完璧な傑作バージョン。アライヂの歌と、生まれながらの作曲家のファチマ・ゲヂスが繊細な共鳴をしている。

04. ALVORECER
作者. Dona Ivone Lara e Delcio Carvalho
歌い手. Clara Nunes
収録アルバム. Alvorecer
Artista/Grupo. Clara Nunes
レーベル/リリース年. Odeon/1974
以前から一貫して、このサンバは人生は前進することができるのものだと信じられる、輝かしいマニフェストだ。クララのこの歌の解釈は完璧で、リオで生まれた他の最高のサンバと同じように、繊細な歌を披露している。この時期のクララは、カンドンブレーに繋がるアフロ・ブラジルをテーマに活動していた。

05. AH, SE EU VOU
作者. Lula Queiroga
歌い手. Roberta Sa
収録アルバム. Braseiro
Artista/Grupo. Roberta Sa
レーベル/リリース年. MP,B/2005
フットワークが軽くセンスが良い今の若い世代の中でも、もっともおもしろい存在。この曲で、ホベルタ・サーのデビューアルバム『ブラゼイロ』に一瞬で虜になった。いまだに良く聴いている。
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