
東京、広島、大阪を廻る“GANGA ZUMBA LIVE TOUR SAMBA CAOS”の初日・11/30のSHIBUYAーAXでのコンサートは、満員の盛況ぶり。1回見たらまた見たくなるGANGA ZUMBAのコンサート。今後ますます話題になっていくことは間違いないと確信した約2時間のコンサートだった。GANGA ZUMBAは、MIYAZAWAーSICK BANDのメンバーがこの春から始めた新たなバンドだ。宮沢和史自身は、音楽活動をはじめてから今年で17年になった。
宮沢和史が「音楽の旅をしながら、その道程で出会いいっしょにやりたいと思い」「“運命”を感じ」「愛してやまない」メンバーと組んだ男女国籍混成バンドの演奏は、バーン!と音が鳴らされた時の、迫力が並のバンドとケタ違い。ダンスナンバー中心の2ndミニ・アルバム『DISCOTIQUE』からのナンバーが加わったことで、ライヴ全体に、より疾走感が増した感がある。例えば“何々みたい”なんていう比較対象がないのだけれど、圧倒的な演奏力と、“ブラジル/カリブ/沖縄/ROCK”等がミクスチャーされた多彩なアレンジは、引き込まれ魅せされた瞬間に、圧倒的な魅力を放つ。

まだライヴ・ツアーが続くので、演奏曲目を載せることは控えるが、全員が全員前に出るのが板についてきたライヴを見て、宮沢がGANGA ZUMBAを結成した理由である「僕の中で、“MIYAZAWA and……”という関係性からもう一度踏み込んで全員でひとつのバンド、ひとつのアーティストとして活動したくなってきた」という本来の目的が、かなり高い次元で達成できていることが感じられた。
会場のボルテージは、始めから最高潮で、始めから観客にマイクを向ける宮沢和史の姿は、複雑な音楽性を持っていながらも、ポップ・グループとしても機能していることの象徴に思え、清々しかった。東京公演には、スペシャル・ゲストMISIAが登場し「Survivor」をデュエット。普段はアリーナ・ツアーもできる程の歌姫の参加は、圧倒的な歌唱力で観客を魅了しただけでなく、GANGA ZUMBAの未来にも光を導いてるように思った。また、「自分がどんな音楽を作ればいのかわからなくなったけど、GANGA ZUMBAのメンバーの顔を見たら新しい“うた”が生まれた」という由のエピソードを語った後に宮沢和史一人で弾き語った新曲「The Melody」は、音楽によって希望が生まれる瞬間を歌った名曲。次のアルバムに収録するという。早くも次の作品の、楽曲自体の魅力が披露された。ダンドではどんなアレンジで聴かせてくれるのだろうか?

◆PHOTOS BY 本田大典◆
今回のツアーのサポート・ドラムは、宮川剛。忌野清志郎らのサポートメンバーとして活躍している宮川だが、参加するバンド=ピカイア・パンデイロ・スペシャルでもアルバム『サンギ』を今年の九月末に発表している。

『ピカイア・パンデイロ・スペシャル/サンギ』fulldesign records FDR-1007
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rappa-nave/pikaia/pikaia1.html
過去の記事より
GANGA ZUMBAの2ndminiアルバム『DISCOTIQUE』リリース!
ラティーナはGANGA ZUMBAを応援しています!
GUNGA ZUMBA HP
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