そこでも「特別先行発売」いたしました「月刊ラティーナ6月号」が早いところでは今日から書店やレコード店の店頭に並んでいます。
今回の表紙は……

ど~ん、とアルゼンチンの国旗を模したデザインになりました。
そう、ちょうど今から200年前、1810年5月25日はアルゼンチンで5月革命が起こった日。
本国でも革命記念日として祝われている日で、この革命からラテンアメリカ諸国の独立への道へ進んでいった重要な日です。日本とは直接関係がないとはいえ、その100年後、1910年には日本の戦艦がアルゼンチンへ行き、当時の「建国100周年」を祝ったという歴史もありますので、なんとしてもこの記念すべき年について知って欲しい、ということで、今月の表紙はこんな風になったというわけです。
内容は「中南米諸国の独立200周年記念特別連載」の序章【中南米諸国の独立とそれから(前編)】から始まり、アルゼンチンと日本を結ぶ出来事のひとつ「巡洋艦・春日のピアノ」の物語、映画『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』(原題:『CAFE DE LOS MAESTOROS』)について、「ブエノスの最新タンゴ事情」と題したタンゴダンス修行に出かける人は必携のタンゴ・スポット・ガイド、アルゼンチン音楽ガイドなどなど…本号の大半のトピックがアルゼンチンに関するものになっています。
これからアルゼンチンについて知りたい人、再考したいと考えている人、いろんな方に読んでいただきたい号になりました。
ぜひとも目次もご覧ください→
◆中南米諸国 独立200周年記念特別連載【序章】
中南米諸国の独立とそれから(前編)
文:細野昭雄 004
◆アルゼンチンと日本
巡洋艦「春日」と1台のピアノの物語
文:樫村慶一 008
◆『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』
○グスタボ・サンタオラージャが描く
巨匠たちの人生と音楽、そしてタンゴ
文:栗本 斉 012
○画面から滲み出る、タンゴに人生をかけた者としての自信、誇りと強烈な個性
文:吉村俊司 014
◆ブエノスアイレス最新タンゴ事情
文:棚田晃吉 016
◆アルゼンチンの今を聴くための60タイトル
選:編集部/文:谷本雅世、西村秀人 022
◆おうちでラテンめし 第12回
アサード&チミチュリソース 024
◆“東京タンゴ祭2010”開催を前に
日本におけるタンゴ楽団史を振り返る
文:山本幸洋 026
◆21世紀のタンゴ・マエストロたち〈68〉
ギター、タンゴ、父 ~ ラウル・ルッツィの新たなる挑戦
文:西村秀人 030
◆連載第38回 オーガニック・アルヘンティーナ
ロックから新たな世界を構築するリサンドロ・アリスティムーニョ
文:栗本 斉 032
◆ラ米乱反射 連載第52回
遷都50周年を迎えたブラジリア~奧地開発前進基地の役割果たす
文:伊高浩昭 034
◆連載第29回 それでもセーヌは流れる
ゲンズブールの最初の妻の未発表手記
文:向風三郎 038
◆ESPACIO/EMIGRANTE
文:上野清士 042
◆音の棲むところ96
世界の日系社会には「日本」がある
文・写真:宮沢和史 044
◆広い風199[エスペヒスモ]
写真・文:高野 潤 046
◆【PIONEIRA!】Vol.5〈doces cariocas〉
新時代ラティー ナ現場最前線!
文:KTa☆brasil 048
◆NOTICIAS MUNDIALES 051
◆ESPACIO/ARTE 文:上野清士 058
◆EVENTO/ドーシス・カリオカス~ハシケン×江藤有希~六本木万博 074
◆ENTREVISTA/ア・フィレッタ
文:植野和子 078
◆ESPACIO/SELLO DISCOGRAFICO
文:長屋美保 079
◆現代的に、プリミティヴに~マイア・バルーの自由な魂
文:関口義人 080
◆シコ・ブアルキ物語 第四回
「演劇・映画とシコ・ブアルキ」
文:岩切直樹 082
◆ラテン・キングの軌跡を振り返る 第一回
“マンボの王様”ティト・プエンテ
鼎談:ウィリー・ナガサキ×岡本郁生×山本幸洋 081
◆TU, SOLO TU Vol.125
ヒューイ・ダンバー7年ぶりのアルバムと
“再生し続ける音楽としてのサルサ”
文:岡本郁生 090
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