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ブラジル・バイーアの伝統音楽にエレクトロニカを大胆に取り入れて
90年代ブラジルサウンドに決定的な変革をもたらした
アルゼンチン生まれの異才パーカッショニスト/プロデューサーによる2ndオリジナル・アルバム!
『ハミロ・ムソット/文明と野蛮(Ramiro Musotto/CIVILIZACAO&BARBARYE)』

LAL 056 : 2415円
TR01:RONDA
TR02:OCHOSSI
TR03:GWYRA MI
TR04:M’BALA
TR05:NORDESTE / BERADERO
TR06:OGUM
TR07:ASSANHADO
TR08:MANJO MA BI
TR09:MBIRA
TR10:YAMBU
参加アーティスト :アート・リンゼイ;TR02、シコ・セーザル;TR05、サンティアゴ・バスケス;TR09、ルカス・サンターナ;TR04、サシャ・アンバッキ;TR02,03,04,05,06,07,08,09,10、レオ・レオボンス;TR02,06,10、他
収録曲について:ビリンバウの倍音の豊かさを極限まで突き詰めたTr01、アフロキューバン・トラッドをスピリチュアルでパーカッシヴなアレンジで聴かせるアート・リンゼイ参加のTr02、先住民グアラニ族の歌をバイーアのブロコ調に演奏するTr03、05年作『SUDAKA AO VIVO』でハイライトとなっていた曲の再録音Tr04、ブラジル北東部のバイアゥンのリズムをハミロ流に再構築したTr05(シコ・セーザル参加)、アフロアメリカの祝祭歌をサンプリングで再解釈するTr06、ショーロの巨匠ジャコー・ド・バンドリン作をアフロブラジリアン・アレンジTr07、中東のバルチスターン地方のトラッドをビリンバウの倍音で表現するTr08、サンティアゴ・バスケスとの共作&共演“親指ピアノ×ビリンバウ”Tr09、キューバン・ルンバを代表する最高峰グループ、ロス・ムニェキートス・デ・マタンサスのルンバをハミロ流に料理するTr10、凡庸な曲は1曲もない全10曲。
ハミロ・ムソット:アルゼンチン生まれのパーカッショニスト/プロデューサー/アレンジャー/プログラマー。20代よりブラジル北東部のバイーアに移り住み、バイーアの伝統音楽を学ぶ。80年代後半から90年代前半にアシェーが攻勢を極めた時期に、ダニエラ・メルクリや、カルリーニョス・ブラウン、マルガレッチ・メネーゼスらといった新世代のアシェー・ミュージックの担い手たちと、アシェーにエレクトロニカの要素を取り入れることで決定的変革をもたらし、気鋭のパーカッショニストとして頭角を表した。以後、カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、マリーザ・モンチ、ガル・コスタ、マリア・ベターニア、オス・パララマス・ド・スセッソ、スカンキといった重要アーティストと録音/ステージをともにしている自他ともに認める一流パーカッショニスト。最近では、ブラジル・ロックの雄レニーニやキューバ新世代を代表するジューサとのトリオでの『IN CITE』、ダニエラ・メルクリの最新作『BALE MULATO』のプロデュース、ウルグアイのSSWホルヘ・ドレクスレルの最新作『12 SEGUNDOS DE OSCURIDAD』への参加などが記憶に新しく、より広域に活躍が及ぶんでいる。
2003年に初めてのソロアルバム『SUDAKA』を発表。05年にはライヴ録音作『SUDAKA AO VIVO』を発表し、代官山UNITでのファン待望の初来日公演を果たした。3年ぶりのスタジオ録音作となる本作は、インディオ~アフロ(キューバ、アフリカ、ブラジル)~中東の「トライバル」な歌を、サンプリングと生パーカッションを用いた有機的でスリリングなグルーヴで奏でる。ハミロのトレードマークであるビリンバウの倍音の豊かな響きも一層際立っている。質の高いサウンドに加え、元アルゼンチン大統領批判などのメッセージ性も織り込んでいて一筋縄ではいかない。クリエイティヴなパーカッションの魅力に絶え間なく魅了される一大傑作『文明と野蛮』。
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