
月刊ラティーナ12月号96ページ、国内盤ディスコガイドにてご紹介させていただいております、シャロン・シャノン『聖人と悪党』につきまして、編集部の不手際により、誤った紹介記事が掲載されてしまいました。
筆者でありますおおしまゆたか様、リリース元でありますプランクトン様をはじめとして、関係者の皆様並びに読者の皆様に心よりお詫び申し上げます。
2014年1月号にて再度正しい原稿を掲載する予定です。
なお、正しい原稿はこちらのものになります。
気心の知れた仲間と思いきり伝統にひたった録音を2枚続けたあと、2009年に出したオリジナル最新作が来日記念盤で出た。『ダイヤモンド・マウンテン・セッションズ』(2000年)の流れを汲んで、ブラス・セクションまで揃えたフルバンドに、豪華ゲスト・シンガーを迎えてのお祭盤だ。シェイン・マゴーワンやウォーターボーイズなども参加しているけれど、ジャケットにも示されているように、これはシャロン流カントリー、いわゆるカントリー&アイリッシュを天衣無縫にやってのけた快作。例えばデヴィッド・マネリィなどが展開するアメリカ式にはじけたアイリッシュの対極にあたる、アイルランド人が「でっちあげた」夢のアメリカ音楽だ。ホンモノにはもはやありえない輝きに満ちて、ひととき鬱屈を忘れさせてくれる。ここでのシャロンは西部開拓町を切り回す大姉御の役を悠々と演じるあたり、貫禄も備わってきた。(おおしまゆたか)
重ね重ねお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
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